海底軍艦
海底軍艦(かいていぐんかん)とは、大日本帝国海軍ならびに、日本国海上自衛隊が保有する、世界最大最強、そして唯一の潜水飛行戦艦である。
過去に2隻建造されたが、それぞれはまったく別の大きさ、武装である。本項目では、両艦について述べることにする。
初代海底軍艦「電光艇」[編集]
初代の海底軍艦である電光艇(でんこうてい)は、1912年に日本を密かに脱出した櫻木重雄中佐によって、インド洋のある孤島で極秘に建造された。
装備[編集]
電光艇の特徴は、大きく分けて3つある。
- 艦首に回転衝角を装備し、敵艦への肉薄戦が可能
- 回転衝角とは随分いかめしい名前だが、ようするにドリルのことである。当時、第一次世界大戦に参加していた列強の軍艦は、既に肉薄という体当たり攻撃にリスクが伴うため、衝角を廃止していたが、電光艇はあえて衝角を装備した。これは、潜水艦であるが故に敵艦に知られること無く接近することが可能だからである。さらに、衝角を回転させることで、短時間のうちに敵艦にダメージを与えて離脱することができる。
- 毎分50連発が可能な魚形水雷を装備
- これも、現代語訳すると魚雷のことである。毎分50連発が可能な魚雷発射管を装備し、万一近づく前に見つかっても反撃できるようになっている。ただし、あまりに精密かつ反動が大きすぎたため、次の海底軍艦には搭載されなかった。
- 12種類の特殊薬品を調合した燃料を用いて推進
- まるで化粧品だが、いずれもスリランカでも潤沢に確保できる薬品であり、どのような僻地でも現地調達できるようになっている。が、これも調合にコツがいるらしく、次代には継承されなかった。
戦歴[編集]
第一次世界大戦後の1910年代後半に完成。直ちにインド洋の海賊掃討に用いられた。しかしいざ日本に凱旋すると、大艦巨砲主義に固執していた上層部によって目の上のたんこぶのような扱いを受けた。そのためか、いつごろ退役し、その後どうなったかを知る者は誰もいない。同時に、海軍の公式記録にも記載が無い。近代日本史の謎の一つである。かろうじて、押川春浪による伝記小説が本艦が存在したことを現代に伝えている。ただ、押川氏の伝記ではゴリラの目撃が書かれているので、実際の活躍場所はインド洋ではなくアフリカ奥地であった可能性もある。
二代目海底軍艦「轟天号」[編集]
二代目の海底軍艦である轟天号は、元日本海軍軍人神宮司八郎大佐が建造し、戦後の日本の防衛と人類の生存を守る盾として活躍している軍艦である。海底軍艦といえば轟天号のことを指す程、その知名度は高い。
歴史[編集]
1945年、伊号四〇三潜水艦で日本を密かに脱出した神宮司大佐ら轟天建武隊は、一路あらかじめ発見されていた太平洋の孤島へ向かった。途中、国籍不明の潜水艦に襲撃されたが、艦と基本的な青写真を囮にして脱出。無事、目的地の孤島に到着した。
その後、轟天建武隊は島の潤沢な金属資源を基に地下司令部兼ドッグを構築。その後、着々と建造を進め、日本脱出から19年後の1964年に完成した。
装備[編集]
主な武器は次のとおりである。
- 絶対零度冷線砲
- 文字通り、絶対零度(=マイナス
156256度)の冷気を放射する。艦首ドリルの先端に装備されており、ムー帝国戦では仰々しい前説でもったいぶって登場したマンダを虫に殺虫剤をかけるかのように一瞬でやっつけたうえに、帝国の動力炉を冷凍する大活躍だった。 - 帯艦電流
- 艦を電流で覆う。本来は機雷掃討および爆雷排除に用いられるものであったが、ムー帝国戦ではマンダの排除に用いられた。
- 電子砲
- 艦橋の前後に装備したレーザー砲で、3連装のものを4基装備する。ムー帝国戦時は海中戦が主であったため用いられなかったが、その後の戦域では主武装として大活躍している。
- 挺身隊
- 艦乗組員有志による切込み部隊である。気密服と携行冷線銃で武装しており、上半身裸で槍装備のムー人達を
殺虫剤で冷線銃で排除しつつ時限爆弾による破壊工作を行なう。
戦歴[編集]
当初、キ○○イ艦長こと神宮司大佐は太平洋戦争に大日本帝国が敗北することを理解できず、大東亜戦争によって鬼畜米英を殲滅させるために建造を進めていた。しかし、既に戦後19年を経過しており、仮に鬼畜米英を粉砕した際には、日本が単身で社会主義に立ち向かわなくてはならなくなることや、好戦的態度をかつての上官である楠見元少将や娘の真琴に批判され、「錆びた鎧」を脱ぎ捨ててムー帝国との攻防に参加する事を決意。その冷線砲と挺身隊で見事ムー帝国本体を木っ端微塵にし、何億何万というムー人を虐殺地上征服をたくらむムー帝国の野望を粉砕した。
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