法華経

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法華経(ほけきょう、ほっけきょう)は、大乗仏教の代表的なインド撰述経典。正式には『サッダルマ・プンダリーカ・スートラ』という。大乗仏教の初期に成立した経典であり、誰も(但し、出家者に限る)が平等(但し、出家者に限る)に成仏できる(但し、出家者に限る)という仏教思想が説かれているとされている。

概要[編集]

法華経は主に日蓮大聖人によって末法の衆生さえも救われる唯一不二の根本経典だと明かされている。なお法華経にはいくつかの訳があり、なお漢訳は大正新脩大蔵経のフリー素材化プロジェクトによって無料配信されている。

  • 漢訳(無料コンテンツ)
    • 『正法華経』10巻26品(竺法護訳、286年、大正蔵263)
    • 『妙法蓮華経』8巻28品(鳩摩羅什訳、400年、大正蔵262)
    • 『添品妙法蓮華経』7巻27品(闍那崛多・達磨笈多共訳、601年、大正蔵264)
  • 注釈書
    • 『法華玄義』(智顗著)
    • 『法華文句』(智顗著)
    • 『法華経義疏』(聖徳太子著)
  • 現代日本語訳(有料コンテンツ)
    • 『法華経並開結 (上)』 (創価学会の菩薩訳、1974年、聖教文庫52)
    • 『法華経並開結 (下)』 (創価学会の菩薩訳、1974年、聖教文庫53)
    • 『妙法蓮華経並』(創価学会の菩薩訳、2017年)
  • 追加DLC

ここ1世紀くらいの(学術の)学会によれば、「法華経が編纂された紀元前後、小乗大乗対立を乗り越えてて、全ての衆生が救済される内容である」と理解されている。特に「大乗の始まりは仏塔信仰をしていた在家者によるものだ」理論が確立して以降は、在家者さえも救ってくれる経典であるという妄想から、在家者型のニューエイジ宗教への発展へと寄与した。

しかし、このような妄言には「在家者が経典作るの無理じゃね?おまえ仏教理論知ってるか?」というのがつきものだった。 2000年代に入ると、とある欧米人が「自分たちが根本だと名乗っている怪しい出家者団体が在家者と共に活動してたよ」と言い出したことを皮切りに、「お釈迦様が死んじまったことが出家者に衝撃を与えたよ!」「転輪王がバラバラの部派をまとめあげたよ!」といった展開がされたことによって、やっぱ出家者が前提じゃね?という認知が広がりつつある。

内容[編集]

伝統的な天台教学では、法華経の前半14章を迹門とし、後半14章を本門とすることで、前半が歴史的人物としての釈迦の誕生から命終まで、後半を過去世の釈迦だと認識した。現実として、法華経は「如是我聞(かくのごとく我(アーナンダ)聞けり)」から始まっているように、一回の会座で前世から命終までを説いており、聴かされたほうも、きっとたまったものではなかったであろうと予想されている。ソーナンダ、大変ナンダなあ。

このように釈迦の伝記であることから、出家と神秘体験を前提としたストーリーであるということは間違いない。しかし、全ての人間が救われるべきという大乗思想から、釈尊の伝記という面が失われ、「在家でも救われるよ」という一大ムーヴメントが起こった。

ところが近年、一部の梵語・巴語マニアから「もしかして前半16章が、部派の仏伝の内容と被ってね?後半って釈尊以降の他の菩薩の話じゃね?」といった邪義の害毒が発生し、在家者が困惑しているという。

前半[編集]

  • 第1:序品(じょほん)

これまで仏教では、過去世で仏陀に授記を与えたのは「燃燈仏」としてきたが、「その前のその前から日月灯明仏という仏がいて、そこからストーリーは始まってるんだ!」と主張することに始まる。 さらに『法華経』は、「日月灯明仏によって説かれたものである、釈尊のオリジナルではない」と明らかにされてしまう最初から飛ばしていくお話。

  • 第2:方便品(ほうべんぽん)

釈尊出家成道後の梵天勧請・初転法輪をベースとして、法華経の真実を説くお話。出家が前提である。

  • 第8:五百弟子受記品(ごひゃくでしじゅきほん)

カッサパ三兄弟が釈尊に帰依したことをベースとして、こいつらも救われるんやで!と説くためのお話。

  • 第9:授学無学人記品(じゅがくむがくにんきほん)

釈尊の弟子たち2000人以上が成仏する約束をするお話。なお仏陀オリジナルストーリー(史実)では、釈尊の弟子は最大で1250人である。 他にも「序品」で法華経を聴いた仏弟子たちの数は12000人とされているが、別訳『正法華経』ではきちんと1200人と設定されている。したがって、「映え」のためにもったと考えられている。

  • 第12:提婆達多品(だいばだったほん)

後代の付加であることがバレてしまっている章。提婆達多は釈尊の死ぬちょっと前に破僧を行っているのであり、後付けにしては、いいポイントに挿入されている。

日蓮大聖人[編集]

法華経を流布した有名な僧侶としては日蓮がいる。悟る前の日蓮は「念仏は地獄に落ちる、禅は天魔の仕業、真言は国を亡ぼす、律は国賊」とする四箇格言を打ち出したうえに、国に立正安国論を提出し、炎上商法を計画する。このことをきっかけとして、日蓮は様々な刑罰を受けるのであるが、「法華経を信じるものはみんなそうなる」と書いてあることを根拠に、自身を全肯定する。

竜ノ口法難にて、斬首刑になりそうなところ、刀にが落ちて、失敗となった。この時、矢追純一ばりに「天にが見えた」といいだしたほか、「宇宙の根源が凡夫たる日蓮の身に降りて来たのだ!」という降霊現象を示したことで、世間的には日蓮が悟ったとみなされている。ちなみにこの件について大槻義彦教授はノーコメントである。また、類似のテクニックを見せた偉人として、大川隆法があげられる。

悟ったことを自覚した日蓮は、この日から流布・弘法の旅に出かけることとする。当時、流行していた念仏を真似し、「妙法蓮華経をシンボルとして唱えれば、俺たちも悟れてしまうんだあ」と一大ムーヴメントを起こした。近年の梵語・巴語マニアから出る法華経新理論についても御見通しで、「法華経以外の経典は全て方便、法華経も当時の衆生向けの方便、現代では法華経をシンボルにして唱えることで救われる」とすることで、釈迦当時の法華経さえも方便であり、宇宙の根源が降りてきた日蓮の言葉そのものが法であり、最重要視されるようになる。なお、悟る前に行っていた炎上商法(四箇格言、立正安国論)については、真偽不明である。 

また「妙法蓮華経を唱えることによって、願いが成就する」といった現世利益商法も打ち出したが、よく考えると、「法華経を信じるものはみんなそうなる(苦を受ける)」という理論も並行しており、どっちがお得かは人それぞれである。

関連項目[編集]