東大王
東大王(とうだいおう)とは東京大学・エクストリームスポーツ実行委員会・TBSが共同で開発したクイズ系エクストリームスポーツの祭典である。 なお、2024年10月以降、TBSはこの競技を蔑ろにしている。
全競技共通ルール[編集]
大学の試験を思い出すと、「ドイツ語の試験ではドイツ人の友人を持ち込める」という素晴らしい制度があったように、東大王では友人もしくは友人の友人を持ち込むことが認められている(ただし辞書は不可)。競技ごとに持ち込む友人を入れ替えることも可能である。東大生ではない者を持ち込むときは、心を東大に入れ替えてもらう。
エクストリーム奇問オセロ[編集]
オセロの各マスに漢字検定1級でも読めないような漢字が並んでおり、読み方を答えるとそのマスにおけるというルールである。持ち時間はNHK杯テレビ囲碁トーナメントと一緒で(手が滑った、または時間切れ負けすると空気砲の餌食になる)、読み方を間違えると漢字の画数だけウォッカを飲まされる。パスをするとテキーラを飲まされる。ちなみに習近平・毛沢東・江沢民・金日成・金正日・金正恩を読めなかった選手たちは粛清されました
漢字に飽きたら国旗を使ってオセロを行う。ちなみにロシア連邦とオランダの国旗を間違えた選手たちは粛清されました
エクストリーム奇問連珠[編集]
エクストリーム奇問オセロの連珠バージョンである。オセロに飽きた人たちが作り出した。東大王はアンサイクロペディア並みに自由な校風なので、このように新競技を作り出すことができるのである。
ここまで読むと、オセロ・連珠・囲碁の違いが分からない哀れな人々は「東大王って遊戯王の東大版というより東大版ヒカルの碁だよね」などと言い出すかもしれない。どうかお願いなので東大王を再放送もほとんどされない忘れられたテレビ東京アニメと同一視しないでいただきたい。ここまで読んだだけでは、東大王には遊戯王・WHOと共通する素晴らしいメッセージが込められているということを理解できないかもしれないので、もう少し各競技について知る必要があるだろう。
エクストリームしりとりカードバトル[編集]
東大王には言葉の壁は存在しないので、この競技は様々な言語で楽しむことができる。まず最初に各言語に共通するルールを説明して、その後は各言語ごとのルールを解説する。
共通ルール[編集]
カードバトルらしく最初はお互い手札5枚からスタートする。手札をディーラーが配り終えたら残ったカードたち(デッキ)からカードを一枚引いてフィールド上に置く(デッキの隣に置けばよい)。手札とフィールド上にある全てのカードには文字が一つ書かれている。そして手札にあるカードを頭文字とし、フィールド上(の一番上)にあるカードを語尾とする言葉を唱える(例えば手札にTがあってフィールド上の一番上にNがある状態ならTiananmen/天安門と言えば粛清OKである)。ウィキペディアとアンサイクロペディア上にある全ての言葉が許容される。言葉が許容されると出したカードを捨てられる。捨てたカードはフィールド上の一番上に置く。先に全カードを捨てたプレーヤー(もしくはそのプレーヤーの属するチーム)が勝利となる。なお、このゲームでは3文字以上の言葉を使わなくてはならない(よってAVなどは認められない)。最後の一枚は4文字以上の言葉に限る。また、6文字以上の言葉を宣言して許容されれば相手に空気砲を食らわせることができる。逆に自分が不適切な言葉を言うと空気砲の餌食になる。ゲーム途中でデッキが切れた場合はその時点で最も手札の多いプレーヤー(もしくはそのプレーヤーの属するチーム)が敗者となり、残った手札の枚数だけテキーラを飲む。
ドローカード[編集]
相手がすべての手札を簡単に捨てられないように、このゲームでは多種多様なドローカードが用意されている。元々ドローカードは1種類しかなかったが、それでは物足りない人たちがいろいろ作り出してしまった。
- 天使の施し:相手にスピリタスを3本飲ませてからカードを2枚ドローさせる。
- 休戦協定:お互いにカードを一枚ドローする
- ストリーミング・シェイパー:相手は文字を一つ宣言してからカードを4枚ドローしてスピリタスを4本飲む。宣言した文字のカードは捨てられるがそれ以外はすべて手札に加えなければならない。
- インビンシブル・テクノロジー:正20面体サイコロを転がして出た目の数だけ相手はカードをドローしてスピリタスを飲む
- 手札抹殺:相手は手札の枚数と同じ枚数だけドローしてスピリタスを飲む。インビンシブル・テクノロジーを使った次のターンなら間違いなく効果は絶大である。
もちろん、神の宣告を使えばドローとスピリタスは無効にできるし、ミラーフォースを使えばドローとスピリタスを相手に跳ね返すことができる。
ここまで読んだデュエリスト諸君は、カードゲームが出てきて急に東大王が遊戯王っぽくなったけどまだまだ物足りないと感じるかもしれない。実を言うと、東大王は遊戯王と違ってカードゲームの楽しさを伝えようという意図は全くないのである。フィールドから1歩離れた「大事なこと」を伝えようとしているのだ。
スキップカード[編集]
文字通り、相手のターンを飛ばすためのカードである。さらに「ずっと俺のターン」を使えば無限スキップができる。ただし無限スキップの途中で不適切な言葉を言うと反則負けになり、テキーラによるペナルティがあるので注意が必要だ。
各言語ごとのルール[編集]
ここからは各言語ごとのルールを注意する。
日本語[編集]
各カードには平仮名が書いてある。言葉を宣言する際は頭文字・語尾が濁音になってもよい。カードを捨てることに成功するたびに宣言した文字数だけ相手に日本酒を飲ませることができる。
実を言うと、この競技は元々日本語しかなかったのだが、東大王を世界中に広めたい留学生たちによって様々なバージョンが作られた。自由な校風で留学生の多い東大だからできることである。
中国語[編集]
各カードにはアルファベットが書いてあり、ピンインを使ってしりとりを行う(例えば手札にTがあってフィールド上の一番上にNがある状態ならTiananmen/天安門と言えば粛清OKである)。カードを捨てることに成功するたびに宣言した文字数だけ相手に紹興酒を飲ませることができる。
英語[編集]
各カードにはアルファベットが書いてあり、アメリカ英語とイギリス英語の両方を使ってしりとりを行う(例えば手札にDがあってフィールド上の一番上にPがある状態ならドナルド・トランプと言えば粛清OKである)。カードを捨てることに成功するたびに宣言した文字数だけ相手にウィスキーに加えてビールを飲ませることができる。
フランス語[編集]
各カードにはアルファベットが書いてあり、フランス語を使ってしりとりを行う(例えば手札にDがあってフィールド上の一番上にPがある状態ならドナルド・トランプと言えば粛清OKである)。カードを捨てることに成功するたびに宣言した文字数だけ相手にワインを飲ませることができる。
ロシア語[編集]
各カードにはキリル文字が書いてあり、ロシア語を使ってしりとりを行う(例えば手札にCがあってフィールド上の一番上にPがある状態ならCCCPと言えば粛清OKである)。カードを捨てることに成功するたびに宣言した文字数だけ相手にウォッカを飲ませることができる。
エクストリーム順位問題[編集]
ある項目に関するランキングについて、ほぼノーヒントで1位から20位までを当てる。先攻が奇数番目、後攻が偶数番目を当てる。間違えると間違えた順位と同じ数だけテキーラを飲まされる(15位を間違えるとテキーラを15杯飲まされる)。
エクストリーム将棋・チェス[編集]
ルールは通常の将棋・チェスだがコマをとられるたびに(将棋の場合は取られたコマの画数、チェスの場合は取られたコマの字数だけ)テキーラを飲まされる。飛車を取られたら「飛車」の画数だけ飲まされ、女王(Queen)を取られたら5杯飲まされる。ちなみに対局途中で盤上を汚してしまった人たちは粛清されました
この節を読むと、将棋と囲碁の違いが分からない哀れな人々は「東大王って遊戯王の東大版というより東大版ヒカルの碁だよね」などと言い出すかもしれない。どうかお願いなので東大王を他局アニメと同一視しないでいただきたい。東大王は前例なき競技であり、決して何かの二番煎じではない。
エクストリーム熟語陣取り[編集]
エクストリーム奇問オセロと若干似ている。36マスの漢字がついたマスがあり、その漢字の入った熟語を作る。そして、その熟語に使った漢字を自チームのマスにできる。自チームが既に取得した漢字は熟語に使えない。そして、最終的に負けたチームはマスの差の分だけウォッカを飲まされる。
東大王クイズ甲子園[編集]
本エクストリームスポーツに参加している東大生たちはクイズ界においても一目置かれる存在であり、クイズに青春を捧げる高校生にとってのカリスマである。ということでTBSは年に1回夏に高校生が参加する企画として本イベントを用意している。これは大きく予選と本選に分かれており、本選での優勝校は東大王と対決できる権利を手に入れることができる。
予選[編集]
予選はブロック制で北海道・東北、関東、中部、関西、四国・九州の5つに分かれる。それぞれの地区で勝ち抜いた代表10校が本選に出場できる。チームは3人1組。チームに関する条件は全員同じ学校に在籍しており、学校名を出して参加できること、裏番組に出演していないこと、そして指名手配されていないことである。予選では制作側が手抜きをしたいのでA,Bと書かれた紙を事前に解答者に配布して、ひたすら二択問題を続ける。これによって、知力と二択を外さない運そして単調な問題を解きづづける集中力の優れたチームが本選に出場できる。
本選[編集]
予選を勝ち抜いたチーム+前年の優勝チームの11校で本選を行う。一回戦は書き問題、準決勝はしりとり、決勝は早押しである。敗者復活戦もあり、それは勝ち抜けクイズである。一回戦は誰でも解ける問題か誰も正解しない問題しか出ないので、ほとんど差がつかないし、興醒めな場面も多い。そして、ひな壇で見ている東大王すらわかっていない問題も多いことから、普段の収録がヤラセなのか山を張っているだけで実際の知識は大したことない可能性が垣間見える。一応、一回戦は東大生も参加しており、東大生に勝ったチームは優遇措置を得られるが、高校生と比べると暴力的に強いのでまず勝てない。準決勝は制約付きのしりとりである。純粋な知識量ではなく、「る」で終わる単語の語彙力の高さで全てが決まる。決勝は3チームで行い、時間内で最も得点を稼いだチームが勝利となる。時事問題のようなのも多いので、純粋な知識量ではなく、ヤマを張る力の強さが試される。また、東大王定番のカウントダウンが終了する直前にボタンを押していかに時間稼ぎができるかも試されている。
東大王との決戦[編集]
本選の優勝者はボーナスマッチで東大王と対決できる。東大王に勝つと賞金が2倍になる。しかし、東大生が負けることは彼らのプライド、名声にかかわるので、高校生が勝ちそうになったら忖度で逆転される仕様になっている。
特別賞品[編集]
東大王で10連勝した者にはジンバブエ・ドルで賞金が支払われる他、豪華な海外旅行兼修学旅行が用意されている。旅行先はエベレスト・チベット・北朝鮮・コンゴ民主共和国・ジンバブエのいずれかである(行き先はルーレットで決まる)。20連勝するとシベリア鉄道乗り放題券が進呈されシベリア1周旅行ができる。30連勝するとインド1周旅行、40連勝すると太平洋1周旅行(下船不可)、50連勝すると南極1周旅行ができる。
なお、大学当局は東大王による公欠もしくはサボタージュの正当化を認めていないので、旅行中であってもリモートで出席しなければならない。