新百合ヶ丘
新百合ヶ丘(しんゆりがおか)とは、神奈川県川崎市麻生区の地名。そう、いささか出来すぎの気味はないでもないが、百合に麻生なのである。麻生区は諸君ご賢察の通り、あの方の植民地なのである。アキバ系オタクに大人気のあの方は、どうやら首相になった暁には、この地に百合が咲き乱れる新首都を造営する予定らしい・・・だが、いざ就任してからは、不況で頓挫。というか辞任したから計画そのものがなかったことになっている。 多摩急行トラップにかかると、この駅に行き着く。
百合ヶ丘と新百合ヶ丘[編集]
行政の区画区分上、新百合ヶ丘という地名は存在しておらず、「百合丘」がある。だからどうしたといわれると大いに困るが、ウィキペディアにも「百合丘」の記事はなく、「百合ヶ丘駅」のみがある。その百合ヶ丘駅の記事には、以下のことがもっともらしく述べられている。
「百合丘団地が近くにある事から「百合ヶ丘」となる。尚、なぜ「百合丘団地」という団地名になったかというと、かつてこの周辺に神奈川県の県花である「山百合」が多かったからという。また、そのほかにもこの近辺の開墾に当たって128人の地主が協力し、「百人が力を合わせた」という事からだとする説もある」。
講釈師見て来た様なウソをつき、と言うが、相変わらずウソばかりの世迷いごとを悪びれずに並べているのに驚いてしまう。百合とはこの場合、百合の花を指すのではない。もちろん「女の子と女の子が仲睦まじくキャッキャウフフしている様子」を指すのである。しかも128人の地主とか、訳のわからんことを書いているが、それではごつい毛むくじゃらのおっさんがヤニくさく節くれだったこぶしをつきだしているようではないか。実際は、野山を駆けめぐる128人の乙女たちがなよやかな手を合わせ、互いに微笑みながらスキンシップを交わすように指と指を重ねた、というところから生じた名前なのである。
しかし近年、本家の「百合ヶ丘」が急速に活気を失ってきており、代わって「新百合ヶ丘」が麻生区の中心として目覚しく発展してきている。しかも麻生区の区役所があるのは「新」なのである。加えていずれは麻生太郎がこの地から日本の国政を指導する可能性が高いため、「新百合(シンユリ)」が「百合」を越えて君臨するのは時間の問題である。ちなみに小田急小田原線・多摩線の急行・快速急行の多くは、百合ヶ丘駅をブッちぎるように通過するが、新百合ヶ丘駅にはほとんどが停車する。百合ヶ丘駅周辺の住民は、この理不尽な差別に怒りを露わにしているとも伝えられている。
一部の過激な意見として、「百合」と「薔薇」を組み合わせるために、「百合ヶ丘」をそのまま「百合ヶ丘」とし、「新百合ヶ丘」を「薔薇ヶ丘」として差別化を図ろうとする考えもある。また一方では千葉県の原木中山駅(ばらきなかやまえき)周辺の住民が、姉妹都市ならぬ薔薇・百合都市の友好関係を結ぼうと言い出してきているらしい。麻生太郎の今後の出方次第では大きく変更を余儀なくされる可能性もあり、これらの考えはあながち荒唐無稽な意見では済まぬようである。
百合咲き乱れて[編集]
非常に言いにくいことだが、以下のことを理解した上で読み進んで欲しい。
はっきりいってこの地区の住民、特に女性はまずレズだと思って間違いない。オタク諸氏が愛してやまない幼女・童女・少女らは、もう間違いなくレズである。高校生から大学生そしてケバいOLのお姉さんも、言うまでもなくレズである。胸より腹が出ている中年のおばちゃんもほとんどがレズで、入れ歯を掃除している梅干のようなおばあちゃんもレズである。逆にレズでない女性を見かけるほうが難しいと言えようか。そのため、小田急線の「女性専用車両」は、新宿-新百合ヶ丘間に限っては、事実上「レズ専用列車」となっている。特に百合ヶ丘駅-新百合ヶ丘駅では、「ハァ・・・ハァ・・・・」といったなまめかしい息づかいが聞こえてくることで有名である。自動ドアが開いたからといってそこへうっかり足を踏み入れようものなら、女たちのくんずほぐれつの痴態を目撃してしまうので要注意である。
ちなみに、新百合ヶ丘駅の看板には、次のような文言が花をあしらった装飾文字で書かれている。
「百合とは神が人類に与えたもうた究極にして最高の愛の形。それはつまり普遍の真理であり、生命あるもの全てが目指すべき不変の未来である。神の暖かな優しさに満ち溢れた百合は、その愛を育むものたちだけでなく、単なる傍観者にさえ無上の幸福と安らぎをもたらす」。
この文言はアンサイクロペディアの「百合」の項の説明であるが、このあまりに気高く崇高な理念に麻生区の職員が心打たれたらしく、徹夜で書き上げたものだと聞いている。そして駅前のこの看板の周囲には、「百合」の喜びを歌い上げる発情した女性たちがわんさとひしめいているのである。彼女たちは公衆の面前であることなど忘れ、手をつなぎ、愛撫しあい、上気した顔を晒して「もっと」とねだっているのである。こうした女性たちのことをシンユリーゼと呼ぶらしい。
新百合ヶ丘駅前の整備された美しい街並みは、(レズの)新百合ヶ丘人気に大きく貢献している。(レズの)町内会が街の美化を計っており、駅周辺には(レズの)風俗業を行うのが禁止とされている。平成10年に建設省の(レズによる)全国都市景観100選に「新百合ヶ丘駅周辺地区」が指定されたほどである。
ところで百合とレズとを激しく峻別する人々がいるようであるが、この項では意図的にレズと百合とを混同させていただいた。現実としてオタクが萌えるようなレズばかりではないのである。角刈りでおっさんのようなレズや、和田アキ子のような巨体にやわらちゃんのような必殺技を決める危険なレズや、miyocoばりのラップを絶叫する筆舌に尽くしがたいレズや、ジャイ子や花沢さんのような近所をうろちょろしていそうなレズがいることを無視することは、マイノリティを無視した人権蹂躙ともとられかねないからである。人権意識の高いアンサイクロペディア・ユーザーのご海容を乞うしだいである。
小田急多摩線の出入り口[編集]
新百合ヶ丘は百合の香りがむんむんする街であるが、その一方で小田急電鉄にとっては多摩線の出入り口となる駅でもあり、近年、急速にその重要性が増している。多摩ニュータウン地区が開発された頃、小田急電鉄は京王電鉄に営業成績で圧倒的に負けており、この二つの鉄道が競合する多摩センター駅では、贅を尽くしたお大尽のような京王電鉄のホームと、どこのローカル鉄道だろうかと首を傾げたくなるようなみすぼらしい小田急電鉄のホームが併設されていたのである。そのころ新百合ヶ丘から先の多摩線に乗る人は、物好きか鉄道マニアか、感傷旅行(センチメンタル・ジャーニー)を味わう孤独な人以外考えられず、「あの短い車両に乗る人には注意しなさい」の標語までつけられていたほどである。
しかし、路線の複々線化と千代田線直通の多摩急行の増設によって、事態は急転直下好転したのである。もはや五月台駅も栗平駅も、黒川駅も小田急永山駅も小田急多摩センター駅もマイナーな駅ではない。それと黒川駅と永山駅の間に新設された「はるひ野駅」の名前の効果は絶大であった。名前に釣られおたくたちがわんさとつめかけるという、以前では考えられない状況となったのである。すると不思議なもので、シンユリーゼの淑女たちがお散歩がてらに出かけるようなお上品路線として、多摩線は生まれ変わったのである。
ただそれでも、新百合ヶ丘のシンユリーゼたちも、なぜか終点唐木田駅にだけは近づこうとはしないようである。唐木田は人を遠ざけるオーラでも出しているらしいと思われる。
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