新世界
新世界(しんせかい、New World)は大阪の最先端を自称する屋外型テーマパークだったらしいが、USJなどの敵対組織との抗争に破れたため、現在では観光客と「昔は良かった」とぼやく近隣住民のために大阪らしい文化を楽しめるエキゾチックな歓楽街となっている。
概要[編集]
出来た頃は、ロープウェーやおフランスのエッフェル塔と凱旋門を合体させた通天閣という奇妙な展望台があったりとそれなりに新世界と名乗れる目新しさがあったが、第二次世界大戦で奇妙な展望台が撤去されたあたりから何かが狂いだした。
戦争が終わった後、テーマパークに住みついた住民によって通天閣が再建される。何故か日立のネオンが取り付けられていたりするが住民はあまり気にしなかったためか、現在でもネオンは定期的に修理されながらも現存している。
梅田や難波といった中心地には次々と高層ビルが立ち並び道路には自動車が溢れかえるようになったが、新世界には自動車が溢れかえることもなければ高層ビルも立ち並ばず、多くの人が新世界という地名に疑問を持つようになっていたようだが、大人の事情に気づいてそのことを指摘するものはほとんどいなかったという。
現在ではフグの張りぼての隣に派手な建物の串かつ屋が立ち並んでしていたりするという言語では説明し難い奇妙な空間が広がり、平日の午前中からおっちゃんたちが酒を飲んでいる。彼らと怖いもの知らずと観光客以外は近寄りがたい独特の空気を醸し出している。
なお現在の新世界の神は吊り上がった目と異常に肥大化した足を持つビリケンさんと呼ばれる神であり、新世界を歩けば街中のあちこちに鎮座している姿を見ることが出来るだろう。東京に在住する夜神月という男がこの新世界の神の座を奪い取ろうとして失敗したことはあまりにも有名な話である。
こうした独特の雰囲気に感化されてアントニン・ドヴォルザークが交響曲を作ってしまったことは有名である。
ヤバイぐらい昼から飲むおっさんが大出没して大変なことになる。
将棋[編集]
新世界には将棋道場が何軒かあり、その実力は全国的に知られている。かつては鬼加賀と恐れられた加賀敬治が活動拠点にしており、新宿の殺し屋の異名をとった小池重明と決闘したことがある。無論将棋の決闘であるが流血沙汰にはならないが、鬼と殺し屋の勝負だからおだやかでない。しかも彼らは真剣師だから、背後にヤクザがついていることも十分考えられる。だから実際は流血沙汰になっていたかもしれない。
もうひとり大田学という真剣師がいた。晩年は気さくなおじいちゃんであったが、当時最強のコンピュータ将棋プログラムをあっさり破ってしまうなど、その実力は健在であった。ただコンピュータ側が新世界の独特の雰囲気に飲まれてしまったのではないかとの指摘もある。コンピュータをも狂わせる別世界、それが新世界である。
関連項目[編集]
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