失言

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失言(しつげん)は自らに試練を与えるための行為である。この行為は、特に、日本国の国務大臣が得意とする分野でもある。

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概要[編集]

戦後になると、政治家は常に安定して君臨し続けることが多くなった。しかし、安定するということは変化がなくなるということなので、エクストリームスポーツの観点からも非常につまらないものとなってきていた。そこで、このような自殺行為を行うことで、政治をエクストリームスポーツ的な観点から見るという画期的なシステムを作り出してきた。

失言においては結果が最も重視される。失言には確信犯的に行われるものもあれば、そうでないものもある。同じ人間が同じ発言をしてもその時の地位や立場などによって失言扱いされたりされなかったりする。失言した、と人々に認知されればよく、失言がもたらした波紋が大きいほど良い。失言の後始末は、しないか、他人にさせるのがよい。

上級者になると、失言にあたる言動しかしなくなる。さらに上級者になると、何を喋っても失言扱いされるようになる。解脱した最上級者となると、何も喋らなくても失言をしたことにされる。

やり方[編集]

失言の基本は、立場をわきまえぬ発言、立場にふさわしくない発言をすることである。

  • 自称弱者特定アジアをターゲットにするのは、ほぼ100%の確率で騒動になる手堅い方法であり、最も多用されている。
  • 老害の域に達している政治家であれば、偉そうな態度で昔の常識を喋るのがよい。
  • ホントのことを言ってしまうというのは、安直な方法とみる向きもあるが、有効な手段である。
  • 国会などで問い詰められて答えに窮した時には、これに抗わずに苦し紛れに何か喋ってみるとよい。
  • 空気解読障害、あるいは、空気解読障害を装った発言も効果的である。
  • ものほしそうな顔をした多数の記者に囲まれたときに、空気を読んで、彼らが期待していることを喋るとよい。
  • ブログTwitterといったツールを使えば、大マスゴミの手を借りることなく、直接大衆の怒りを買うことができる。
  • バカの質問に専門用語を使って答える。

上記のような発言をあまり繰り返すのはよくない。これは放言癖とみなされる。「毒舌」、「歯に衣着せぬ物言い」と肯定的に捉えられるようになると、色物政治家として傍流を歩むことになって大臣などの高い地位に就けなくなり、失言をすることが困難となってしまう。また、執行部批判や政権批判は、反党行為、閣内不一致、権力闘争そのものであり、失言にはならない。

事例[編集]

「法務大臣は2つ覚えておけばよい」
軽い内閣の軽い大臣が身内しかいない国政報告会で軽口を叩いただけなのだが、思わぬ騒動になってしまった。過去の歴代法務大臣が同じことを喋ってもなんともなかっただろうが、この20年近く法務関係は1回も触れたことがないと豪語するようなバカが喋ると失言になるのである。
「『暴力装置』である自衛隊」(内閣官房長官・仙谷由人 2010年11月8日 参議院予算委員会)
国会答弁に政治学の用語を用いて無教養な自民党議員たちを怒らせることに成功した。
同年1月の参議院予算委員会でアレ財務大臣に向かって「乗数効果のことを言っているのか」と暴言を吐いた議員がいたが、「乗数」という言葉にネガティブな意味がなかったため、これは失言扱いされなかった。
「アメリカには黒人とかプエルトリコとかメキシカンとか、そういうのがそうとうおって、平均的にみたら(知的水準が)非常にまだ低い。」(首相・中曽根康弘 1986年9月22日 自民党全国研修会)
ホントのことを言っただけなのに海の向こうに聞こえてしまい大騒ぎになった。
「日本は単一民族」(中曽根康弘
上記の知的水準発言を釈明する会見にて発言。アイヌ民族などから抗議を受けた。以後、失言に失言を重ねて試練に耐えることが尊ばれるようになった。
「貧乏人は麦を食え」(通産大臣・池田勇人 1950年12月7日 参議院予算委員会)
飯ばかり食うより麦や麦ごはんを食ったほうが健康によいのであるが、当時の知見では麦が健康食品とはされておらず、また、当時、吉田茂内閣への風当りが強かったため、失言扱いされてしまった。
「鳥取とか島根は日本のチベット」(民主党選挙対策委員長・石井一 2010年2月24日)
かつての日本では、「岩手県は日本のチベット」、「○○は日本のチベット」といった表現で僻地差別が行われてきたが、最近では、チベットは風光明媚な観光地、秘境として大人気であり、「○○は日本のチベット」は褒め言葉である。しかし、この場合、発言者が石井一であったため失言とされた。
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」(平成22年4月4日 第二回リアル鳩カフェ)
食と農に関係する9名を首相官邸に招いて行われた茶話会にてあのが言い放った。一部ではマリー・アントワネットの発言と伝えられているが、これは誤りである。マリー・アントワネットが、食糧難に苦しむフランス国民の窮乏ぶりをきいたときに言ったのは「パンが無ければブリオッシュ(Brioche)を食べればいいじゃない」であった。
「バカヤロー」(吉田茂 1953年2月28日 衆議院予算委員会)
歴史の再評価により失言扱いされるようになった稀な例である。この発言がバカヤロー解散と呼ばれる解散総選挙に繋がったとはいえ、ただの暴言であり失言ではない。失言扱いされるようになったのは総理大臣になってからである。
「やっぱ35ぐらい回ると、お母さんの羊水が腐ってくるんですね」(2008年1月30日 オールナイトニッポン)
いまどきあの人あの人も言わないような高齢出産批判を、弱冠25歳のエロかわいい女性が言い放った。失言の常識を覆す大事件であった。
「二十一世紀は灰色の世界、なぜならば、働かない老人がいっぱいいつまでも生きておって、稼ぐことのできない人が、税金を使う話をする資格がないの。乳牛は乳が出なくなったら屠殺場へ送る。は八カ月たったら殺す。人間も、働けなくなったら死んでいただくと大蔵省は大変助かる。経済的に言えば一番効率がいい」(通産大臣・渡辺美智雄 昭和61年3月6日 第104回国会大蔵委員会)
ジジババ早く死ね!は、いまとなっては、即死レベルの失言である。あの人も都知事になってからは自重している。

主なプレーヤー[編集]

柳田稔
一発屋。
麻生太郎
1979年衆議院議員選挙に初出馬したとき地元飯塚市での街頭演説で開口一番、支援者に対して「下々(しもじも)の皆さん」と呼びかけた。総理大臣にまで上りつめるうちに、口を開かなくても幾つもの失言を報じられるようになった(不言の失言)。
森喜朗
戦後史上最低支持率をマークした神。だって「日本は神の国」って言ったお方だもの。

弊害[編集]

この行為は非常に画期的であったが、特定の人物が傷つけられたり2ちゃんねるでたたかれるといった弊害が生じている。2007年には自殺例もある。しかし、だからこそ競技として面白くなるなどといった意見もある。

関連項目[編集]

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