多重人格者

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多数の人格は多数のあやつり人形である

多重人格者(たじゅうじんかくしゃ)とは、中二病と見られる事もある精神構造の一種で、自分の中に複数の人格が存在していると主張する人の事を指して用いられる言葉である。

概要[編集]

一般的にシチュエーションによって人格を変え、話し方や一人称などを変える人の事である。そのタイプは複数に分類できるが、大まかに以下の2点を用いて区別できる。

  • ロールプレイかどうか
ロールプレイであれば軽いお遊び程度となるため当初は問題ないと思われていた。しかし、徐々に重度の多重人格へと進む入り口となる事が明らかにされている。お遊びのつもりだったのがそのうちにロールプレイと意識していなくとも他の人格が発現するようになると見られている。
  • 人格毎の記憶の分離があるか
人格が複数あっても記憶が共有されていれば、発現している人格を取り調べる事によって、過去に他の人格がとった行動の動機などを調べる事は可能だが、記憶が各人格毎に分離している場合、そのような調査は行えず、問題行動の原因の追求が困難になる事がある。

種類別の主な分類[編集]

ロールプレイという意識があり、記憶の分離も無い場合
自分の意思で自分の人格を変えているというロールプレイをしているタイプ。「軽いお遊び」である。本人にロールプレイをしているという自意識があり、利用している人格もおよそ人格と呼べるようなものではなく名台詞を吐くだけなどの一時的なもので、すぐ素に戻るためほとんど問題視される事は無い。
ロールプレイという意識は無く、記憶の分離は無い場合
「軽度の多重人格」。状況により出現する人格が変わるタイプ。本人には出現する人格をコントロールする事はできないが、どういう状況でどの人格が出現するかはある程度把握している事が多い。状況をコントロールする事で対処が可能で、問題視される事を回避できている場合がある。
例)こちら葛飾区亀有公園前派出所に登場する本田速人、GOD EATERに登場する台場カノン、など。
ロールプレイという意識は無く、記憶の分離がある場合
「重度の多重人格」。状況により出現する人格が変わる上に記憶まで各人格ごとに分離しているタイプ。本人レベルで状況をコントロールする事により対処する事は難しく、問題行動を引き起こす事があり、その事がトラウマとなって他者を避けるようになっている場合が多い。
複合型
複数の人格の内、性格の似ている人格は互いの記憶を共有していたり、交代人格そのものがまた多重人格になっているという入れ子のパターンなども存在する。対応の際はまず精神構造解析を先に行う必要があると一部の機関では提唱されている。

発症原因[編集]

一概には言えないが、人間なら誰しもがもつ「他者への憧れ」が一つの原因とされており、「なりきりプレイ」なども注意を要するとされている。

他の見方として左脳と右脳で人格が違うとする意見もあるが、推測の域を出ない[1]

「過去に切り離したはずの感情が人格を装って時々出てくる」という証言もあるが、検証のしようが無い。

双極性障害に見られる気分の波の一点のみを集中して観察・プロファイリングし、それぞれを並べた場合、複数の人格が一定の周波数を刻む正弦波のように変化しており、一定の周波数で規則正しく出て来ている、という見方もある。

オカルト[編集]

もはや脳内は想像の世界でもあるので、以下のような飛び抜けた理論の提唱もあるが、脳科学者としては面白い仮説として見ている。

  • 最初の人間アダムは左脳のみ、イヴは右脳のみに等しい存在だった。その子孫は左脳と右脳の両方が頭の中に構成されるようになり、本質的に頭がおかしい。
  • よって現在の人間の脳の情報システムより、Tier4データセンターの情報システムの方が優れている。
  • 生誕後の発育段階で虐待を受けると凶暴な人格が発生し、その人格は虐待に対する復讐を最大限活かせるタイミングをずっと狙っている。これは何十年という単位でもずっと潜伏し続ける事が可能でまるで地雷。恐らく潜在意識の中に潜伏し続け、本人にすらその存在が分からない場合もある。復讐方法の拡張のためにずっとひたすら勉強に励んでいる場合が多く、その時を察知すると一気に暴れだし、本人にすら手が付けられない。身体のコントロールを完全に制圧する方法すらずっと隠されていた。もう本人にすらこの人格、ラスボスに見える。どうしたら良いのか分からない。誰にも近づかない事くらいしか思いつかず、こうして自分の特徴を観察しながら綴っている。そういう意味では子供の頃に虐待を受けると必然的にミリオタになるのかもしれない。いや、自殺未遂による高次脳機能障害か?
  • 脳の使い方を切り替えて、使える人格を増やせるという説もある[2]

治療法[編集]

2018年5月現在では有効な治療法は見つかっておらず、根本的に治す事は不可能だと言われている。はっきり言って、受け入れるしか無い。

考察段階ではあるが、今後の事を考えると、子供の虐待や[3]、他人に対して自殺を考えるまでに追い込むような行為を辞める事くらいでしょうか。

対処方法[編集]

  • 人格が切り替わると、他人からは「まるで別人」に見える。そのため対処が難しいと思われがちだが、実のところ「複数の人」を相手にしていると思えば、そう対処は難しくは無い。「今はあの人格か」と周りが合わせる事でうまく事態に対処できている事例がある[4][5]
  • 一部では人格が次から次へと連続的に切り替わり、対処が非常に難しいレアケースもある。温厚な人格が多い中に一つだけ凶暴な人格がラスボスのように存在する場合が良い例で、一瞬で壊滅的な打撃を受けるため手が付けられない[6]。近づかない事くらいしかやれる事が無いのがツラいところ。ヤンデレやんけ。
  • その凶暴な人格の要求に応える日々を送ってきたが、ある程度凶暴性が落ち着いてきているようには見える。だが本人にすらいまだに素性を見せず、突き付けてくるのは要求のみである。本人にすら何を考えているのか分からない人格なので、いまだに油断は出来ない存在である。これじゃまるで人質だ。

備考[編集]

以下のような特殊な多重人格者も存在し、それは精神病扱いされない模様。

プロファイラー型
長年プロファイラーと呼ばれる職業に携わっていると発症するタイプ。ロールプレイという意識があり、記憶の分離も無いが、各人格が本人とは別の意識で人格的に成長を続けており、本人もその人格と意識の中で会話が可能なレベルになっている。一度プロファイリングした相手のデータを元に構成された人格を複数所持している状態となっており、プロファイリングの精度が高いと、プロファイリング元の相手が次にどのような行動を取るか、精度良く予測する事が可能になる。状況に合わせて最適な人格に切り替えて使用する事で日々生活しており、元々の自分がどのような人格だったのか、忘れてしまっている事すらある。
ビジネス適合型
円滑にビジネスを進める上で、意図的に複数の人格を使い分けるという、まさに毒をもって毒を制しているタイプの人間も少なからず存在するという噂が存在する[7]

脚注[編集]

  1. ^ "ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作". TED (2008年2月). 2018年5月30日閲覧。
  2. ^ "男女の脳の違いがついに可視化!パートナーとの衝突を避ける方法". NEWSポストセブン (2014年1月29日). 2018年8月9日閲覧。
  3. ^ "幼少期の逆境体験(虐待・不適切な養育)". 一般社団法人日本うつ病センター. 2018年10月17日閲覧。
  4. ^ "名作:多重人格の女と結婚した【2ch伝説】".2ch伝説のスレ (2015年12月9日). 2018年5月27日閲覧。
  5. ^ "ビリー・ミリガン".ウィキペディア (2018年5月23日). 2018年5月27日閲覧。
  6. ^ "未来日記 OP3 フル 「狂気沈殿」". 凛々2 (2013年3月28日). 2018年6月27日閲覧。
  7. ^ "なぜ、一流のプロは、「多重人格」なのか?".日経ビジネスオンライン (2015年10月21日). 2018年5月28日閲覧。

関連項目[編集]

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