ファミリーマート
ファミリーマート(FamilyMart)は、シエラレオネ発祥のコンビニエンスストア。
概要[編集]
1961年にシエラレオネがイギリスから独立すると、とあるシエラレオネ人の家族が、シエラレオネのことを世界に広めるためにはオリジナルの店を作るべきであると考え設立した。シエラレオネを宣伝するための店であることからシエラレオネ内には店舗がなく、代わりに日本を中心に韓国・タイ・中国・アメリカなどに出店している。
効率よく宣伝するために考案した略称である「ファミマ」は、日本で日常的に使われる用語になっている。宣伝効果は著しいものであり、今ではセブン-イレブンに次ぐ二番手として世界に約2万店舗を抱えるまでに成長している。
ロゴマーク[編集]
ファミリーマートのロゴマークにはシエラレオネの国旗が採用されている。これは、ファミリーマートの規模拡大を高く評価したシエラレオネ政府が、宣伝用としての国旗の使用を許可したからである。国旗の使用はこれまでになかった非常に斬新なアイデアであり、日本などではネタにされているほどである。西アフリカの小国に過ぎなかったシエラレオネの知名度向上に大きく貢献しているのは間違いない。
特色[編集]
ファミリーマートに並ぶ商品は他のコンビニエンスストアにあるものとさほど変わらない。これは、シエラレオネの主食が日本と同じく米であるなど、日本との共通点が多いためである。そのこともあって、ファミリーマートは日本に最も多くの店舗を有している。しかし、シエラレオネの宣伝のために他のコンビニエンスストアとは異なる点もいくつか存在する。
入店音[編集]
入店音にはシエラレオネの国歌が採用されている。現地部族語の1つであるメンデ語で歌われており、日本語に訳すと「高く我らは汝、自由の国を賞賛する」という意味になる。国歌としてはかなり短い部類であるが、かなり特徴的で耳に残りやすい。ファミリーマートといえば入店音を真っ先に思い出す人も多く、宣伝効果は抜群である。
キャッチフレーズ[編集]
ファミリーマートのキャッチフレーズは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」である。「あなた」と入っているのは、シエラレオネにおいて個人が尊重されていることに基づいている。シエラレオネではイスラム教を信仰する者が多いが、キリスト教や伝統的宗教を信仰する者も一定数存在する。それにも関わらず宗教対立が起こっていないのは、個人が尊重されているに他ならない。
24時間営業[編集]
ファミリーマートは24時間営業を基本としている。これは、24時間いつでも好きな時間帯に訪れたり働いたりすることができるとも言える。シエラレオネはかつて解放された奴隷の定住地であったため、自由であることを強調している。ちなみに、セブン-イレブンはその名の通り午前7時から午後11時までの営業であり、ローソン(日本語に訳すと「法の息子」)に至っては労働基準法遵守のため午前9時から午後5時までしか営業していない。自由度という観点では三大コンビニの中で突出している。
お母さん食堂[編集]
シエラレオネでは食事を作るのは母親の役目であり、ファミリーマートのお惣菜は母親が考案している。そのため、お惣菜を並べたコーナーを「お母さん食堂」と名付け、シエラレオネにおける家庭事情を伝えている。同じく母親が料理を担当する傾向が強い日本では一時的に共感を得ていたが、近年はジェンダーレスの観点から批判されがちである。
ファミチキ[編集]
シエラレオネ人にとってのご馳走を再現したものである。シエラレオネは最貧国の1つであり栄養失調に陥る者も少なくない。そういう環境下において鶏肉はかなり贅沢品である。日本ではたった200円くらいで売られているため、小腹を満たす食べ物としか考えられていないが、シエラレオネにおいてはそう簡単に手に入るものではないということを忘れてはならない。
ファミマTカード[編集]
ファミリーマートで使えるポイントカード。TカードのTはTrade(貿易)の頭文字を取ったものであり、モノカルチャー経済から抜け出せないシエラレオネにおいて、貿易がいかに重要か学べるようになっている。ポイントを貯めて何か欲しいものと交換するのは、まさしく貿易そのものであると言える。