高山病(たかやまびょう Takayama's disease)とは、ある特定の地域に発生する、地域性症候群。

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概要編集

岐阜県高山市の名産といえば、みたらしだんごが有名だが、このみたらしだんごを高山市に入ってから数時間以内に食べないと、さまざまな症状が現れる。 主な症状は唾液の異常分泌、めまい、倦怠感、運動失調である。症状がひどくなると、幻覚症状、腹痛、痙攣などが起こり、数日間放置すると死に至る。

原因編集

みたらしだんごを食べると症状が改善することから、みたらしだんご中に含まれる何らかの物質が症状の原因に作用すると考えられ、現在のところ細菌説、大気汚染説が有力視されているが、未だ詳しいメカニズムは分かっておらず、現在も研究が続けられている。

対処法編集

高山病に対し、みたらしだんごによる治療の効果が高いため、薬剤による症状の軽減を行うよりも、みたらしだんごを摂取することが最も望ましい。また、みたらしだんごは高山病の予防効果もあるため、症状が発現する前に摂取しておくとよい。ただし、みたらしだんごの分量を誤り多量に摂取してしまうと、吐き気や運動失調を起こすので注意が必要である。

発見編集

発見以前は、単なる空腹感による症状とみられていたが、高山短期大学教授、高山疒丙博士により症候群として発見、報告された。

関連項目編集

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