碁
碁(誤、ご)、又は異誤(いご)は、ミルトン・ブラドリー社から発売された東洋の古典ゲームである。
概略編集
碁は、碁盤(誤判、ごばん)と呼ばれる格子状の盤の上で、ぴかぴかの白黒の石を使って対戦する。碁はルールを覚えるまでが辛く険しい道のりなので、大半の人は碁盤と石を買った後、一人で五目並べをして満足し、Xboxのゲームと一緒に積んでおく。そしてある日埃をかぶったそれらを見つけふと我に返るのだ。なぜ自分はこんなものを買ってしまったのだろうか、と。これが「気づきに一分、学ぶに一生」という諺の語源である。
ゲームの目的は、盤の上で出来るだけ陣地を確保して、同時に出来るだけ相手の石を殺すことである。現実にある領土争いを碁盤の上で繰り広げるゲームと思って差し支えない。生半可な気持ちで囲碁を打つと一方的に虐殺され、二進も三進もいかなくなり盤外乱闘さえ起こりうる。無論、相手を目掛けて碁石を投擲したり、拳を振り上げて殴りかかったりしたらルール上負けとなる。血みどろの歴史を経て遂に着陸した妥協点は、ハンデとして下手にゲームの開始時に一定の領土をあげるということである。このルール改正までに、碁石は投げつけられたことを考えてプラスチック製に、碁盤は脳天をかち割られないように折りたたみ式の薄い素材を使うようになった。 日本棋院には血に染まった赤い碁石や、フレッシュな返り血で河のできた碁盤があり、その碁盤は漫画『ヒカルの碁』で度々登場する。人気漫画だったのにもかかわらず打ち切り終了だったのは、内容が凄惨だったからだという説もある。なお、日本棋院関西本部と関西棋院は仲がよくない。梶原九段亡き後、迷走が続き「コンプリートにオワ、オワコンですわ」。
碁は非常に時間がかかるゲームである。上述したように、下手をすると盤外乱闘が起こりえるので相手の石を殺すときには慎重なネゴが必要となるのだ。とある碁会所の話であるが、相手の石を殺すとき「は~い! これで六子はいただきぃ。おたく、石を取られるのが好きだねぇ~」と対局相手を小馬鹿にした結果、数秒後には秘密にしていたカツラを碁会所にいた人全員に暴露されたという事件があった。六子の代償はあまりにも大きいと言える。またアマチュアだけではなくプロの世界でも「華麗な打ち回しだろう? ギャラリーがいれば歓声があがるぞ」と対局中に暴言を吐いたプロ棋士がいたが、その数分後に身も心もボロボロにされた姿が現実としてあった。
ルール編集
その複雑さにもかかわらず、碁は世界で最も単純なゲームの内の1つであると考えられる。というのも、ルールはほんの少ししかないのである。ただし技術や戦略は無数に存在している。数少ない碁のルールは:
- プレーヤーには交互に手番が回って来る。自分の手番に、石を碁盤の格子の交点に置く。黒のプレイヤーは石を置くときに「ゴー」と言わなければならない。これに対する白のプレイヤーは、自分が石を置く時に「フィッシュ」と応える。これを怠ると手番が没収される。
- あるプレーヤーの石が完全に敵の石に囲まれた場合、その石は碁盤から取り除かれて敵の捕虜となる。捕虜の地位はジュネーブ条約によって保護されており、終局後はハーグ陸戦条約の捕虜規定に従い捕虜交換を行う。両条約の締結国ではない国家との交戦の際には、この規定は適用されないのでご注意を。
- 石を使って先に盤面に「GO」と描いたほうが勝者となる。[1]
- 碁盤を相手の顔に投げつけたプレイヤーは切腹しなければいけない。ちなみに介錯された首は碁盤の裏の中央にある血溜まりという凹んだところに置かれる。
- 観戦者はプレイヤーに話しかけてはならない。まともな返答を求めると動脈瘤を引き起こす可能性が高い。
- 自分が「碁が強い」と思いこんでいる者は、すぐにより強いプレイヤーに打ち負かされることになる。
- ゲームが緊迫してきたら、双方のプレーヤーはゴゴゴゴゴゴゴゴ…という擬音を発しなければならない。
碁の戦略編集
碁の打ちかたは簡単で素直なものである。まず何手かをジョウセキに従って隅にフセキし、いくつかのテヌキで相手を混乱させ、キカシを生かして自分のモヨウを守る。ヨセによって相手のアジを削って行く。センテを守ることを忘れるな。ハネで押し、ポンヌキでは貪欲にならず、セスジをのばしてシコを踏んでツメゴのための正しいテスジを見つけるが、必要ならセメドリで陣地を稼ぐことも忘れてはならない。テンゲンを過信しないこと。テドマリを待ち、セメアイではどの手がより効果的かを素早く見抜き、ダメヅマリで損を出すことを避ける。ジアイが不利ならばショウブテを放て。
そして……最後の何手かをセンテで進め、機会に備えて最後までコウダテを温存せよ。
絶対に石を取れる形がある。石塔搾りという中世の拷問具に良く似た形、鶴の巣篭もりという路地に追い詰めてリンチのような形、シチョウという逃げても逃げても振り切れず、最後には逃げた分の石が全て取られてしまうストーカー殺人事件のような形がある。これらを生かすことを忘れない。より陰湿で冷酷なプレイヤーが勝利を得る。
また碁で勝つのに日本語を覚える必要はない。生きている必要もないのかもしれない。
幸運を祈る!
ミニ碁編集
将棋の『どうぶつしょうぎ』3×4マスと同様、囲碁にも『よんろのご』という四路盤があり売られている。 また、『ななろのご』という亜種も有るが、誰も気にしない ちなみによんろのごには必勝法があるとされている。
他のゲームとの比較編集
碁は、アルファベットが2文字しかない以外はスクラブルと似ている。あるいはオセロと似ていると考える人もいる。チェッカーを西洋碁という人もいる。
「オセロみたいなやつ」という言い方もされる。
関連項目編集
- 囲碁界
- 棋士 (囲碁)
- オセロ
- 将棋
- チェス
- 置石
- 捨石
- 5
- NHK杯テレビ囲碁トーナメント
- 関西棋院
- Social Distance - 囲碁で最も難しいとされている技
- アンサイクロペディア碁