メキシコ
メキシコ(Mexico、またの名をメヒコ)とは、アメリカのすぐ南にある国である。ラテンアメリカの国家の一つで、経済大国アメリカにラテンアメリカ国家では最も近く、最も発展している。この先も更なる経済発展が期待できる国である。
国のカラーは国旗にもあるサボテンと毒蛇の深緑(イタリアやアイルランド国旗に似ているが、前者は緑、後者は薄緑)。色言葉は「烈愛」。
太古編集
伝説によれば、太古の昔に旅の宇宙人がメキシコに降臨して、しばらく統治していた。これをマヤ文明という。やがて宇宙人は地球を立ち去ってしまい、時代不相応な水晶製の髑髏と、宇宙飛行士に見える壁画、天文学の専門知識、そして宇宙人が伝授したトウモロコシが現在も根付き、日本も含めた世界中で食べられている。そして今でもUFOの目撃情報がメキシコで多いのは、マヤ文明の名残である。
歴史編集
中世の頃はアステカ文明が繁栄していた。アステカの人々は厳格で、勇敢な人々であったが、スペインからやってきた侵略者に皆殺しにされ、生き残りも多くは性奴隷にされたりした。その後、長らくスペインの植民地であったが、イダルゴやフアレスが奮闘して、スペインからメキシコを独立させた。
対米戦争編集
ところがその後は、アメリカからサンドバックのようにいじめを受ける。アメリカは元々、人種、言語、宗教の壁を越えて多種多様な移民が集まって国家を築いていたが、団結するには共通の敵の存在が必須であった。最初は原住民のインディアンが共通の敵役を担当したが、インディアンがジェノサイドされ過ぎて戦力を喪失すると、今度はメキシコが共通の敵役を担わされ、テキサスやカリフォルニアを相次いでアメリカに奪い取られ、メキシコは国家存亡の危機となる。
弱り目に祟り目で、今度はフランス軍がメキシコに乱入して傀儡政権を樹立するが、アメリカの支援を得てフランスを撃退。以後、アメリカは「俺らがメキシコを助けてやったんだぜ!」と100年経っても恩着せがましく論じ、その前にメキシコがアメリカのせいで国家存亡の危機だったことを都合よく忘れている。
文化編集
ラテンアメリカの人々は総じて陽気で鷹揚である(チリとハイチとジャマイカは別。前者はドイツ系も居て真面目。次者はブードゥー教徒で狂信的。後者はラスタファリ思想で攻撃的)。
タコスを食いながらサボテンのある荒野で楽器を奏でるマリアッチ達の姿はメキシコの代名詞となっている。近年はアメリカの影響で工業、農業の発展も著しい。
辛いものを大量摂取すると髪の毛が不自由な人が治ると言われ、「メキシコ人はなぜ禿げないし、死なないのか」という本が売れている。
大学進学率は33%でリヒテンシュタインやルクセンブルク(20%でOECD最下位)よりはマシといった程度である。ライバルのコロンビアは40%で麻薬組織の親分もインテリゲンチャ。
国連の学力テストでは全世界80位から90位あたりをうろうろしており(トップはフィンランド)、チリやコスタリカといった中南米の白人国に大きく差をつけられている。大学教授が遅刻したり、臨時休講になる事が多く学生が喜ぶのは日本国と同じ。
国民編集
白人9%、メスティソ55%、先住民30%、黒人・サンボ1%、その他(ムラート、アジア系など)5%。先住民のうち10%、メスティソのうち5%は日常でスペイン語を使わない。
(20世紀末時点では、白人15%、メスティソ60%、先住民21%、黒人・サンボ・ムラート1%、その他3%)。
白人の減少はハイパーインフレ回避で欧州への帰還、先住民の増加は同じマヤ系のグアテマラからの流入と人口統計は分析している。メスティソの微減はテキサスやニューメキシコへの白い粉と共に移動したが何らかの理由で帰ってこないのだろう。
国民の7割が肥満とされる。羸痩(痩せすぎ)指数が65でアメリカ合衆国より高い(日本国は23、北朝鮮は30。アメリカは61、コスタリカ28)。カルロス・スリムも太っている。
2024年に就任の新大統領はドン・ガバチョではなく、ブルガリア系白人女性のクラウディア・シェインバウム博士である。
チャパラ湖北沿岸部のアジジックなどの都市は他地域と異なり白人が99%。街に英語の標識が目につき雪が2mと日本国並みに積もる。
フォックス元大統領は英語のキツネの意味だが(キツネを食べて共喰いと言われた)、母方がドイツ系イングランド人である(父方はスペイン領南バスク人)。
文化編集
かのラテンアメリカ文学の巨魁、ガルシア・マルケスはメキシコの大地を人生終焉の地と定め、メキシコで没した。ガルシア・マルケスが最期を過ごす場所として選んだように、メキシコの荒野とそこに吹く温暖な風は、人の精神の中にある文学的なセンスを刺激し、社会に新たな境地を切り開いている。
用語編集
- DF(ディーエフェ/ディーエフ)
- 首都メキシコシティのこと。
- チランゴ
- メキシコシティ人のこと。自分で言うのは良いが相手に使うと蔑称になる。イドッコにトンキン土人と言うに等しい。
- ノルテーノ(ノルテーニョ)
- メヒカーノ
- グリンゴ
- ムヘル
地方編集
- メキシコ州(中央高山)
- チワワ州(北部砂漠)
- タマウリパス州(北東部ステップ)
- コリマ州(西部海岸)
- ゲレーロ州(治安の悪いハワイ)
- 州都チルパンシンゴでは2024年には就任した市長が6日後に殺害されるあべちょんもビックリの訃報。1年を通じて最高気温が35℃に達する。
- アオハカ州(南部山岳)
LGBTの町編集
なお、メキシコ人のステレオタイプは、ソンブレロ姿のメスティソ(白人とインディアンもとい原アメリカ人種との混血)で口髭を生やし毛布を肩に掛けた男らしい印象で語られたり描かれる。また、覆面レスラーも「マチスモ」(男性的。米語のmannishに相当)の代表者である。
一方で、シエラマドレーヌ・デ・オアハカ山脈にあるオアハカ州フチタン市という10万人弱の町(8月の平均気温が21℃)では男が女の服を着て髪を長く伸ばしている。水色やピンク色、赤、シアン、マゼンタ、橙色のフリルが付いたスカートを履く。
そのため外来者は女ばっかと誤解して「女の町フチタン」と呼ばれている。(日本のテレビでも紹介された事がある)髪の毛が不自由な女装男はおらず、長く伸ばした髪もウィッグでなく地毛である。女装の男たちは、男が好きな訳でなく、女(ムヘル。異装者好き)と結婚するため、子孫が絶えることは無い。
70万人住む州都オアハカ・シティではノースリーブでチロルスカートを履いた女装者が巫女(ムシェ=英語のミューズに相当。ラブライブ!ではない)のような位置付けにあり、男との恋愛や同性婚には無関心である。
北部に上流階級、中部に中流階級、セプティマと呼ばれる南部に労働者階級が住み、こちらには「合コンに行ったら女がいなかった話」のような男装女子(マリマチャ)が居る。
なお、女装者は徴兵制が免除になる。だからと言って覆面レスラーのような恰幅のいいマッチョ男が徴兵逃れで女装したりはしない。
シンジケート編集
麻薬二大組織にシナロアカルテルとフリスコ新世代シンジケートがある。前者はメスティソのイスマエル・ガルシア、後者はアメリカ合衆国カリフォルニア州から来たムラートのネメシス・ゴンザレスが親玉。
また、フリスコは親分がアメリカ育ちのため、合衆国内でもサンフランシスコにも拠点を持ち、メキシコでは国境のバハカリフォルニア州から二カ国を行き来している。新世代を名乗るだけあって、メキシコ社会からドロップアウトした若者やアメリカ南部の黒人・ムラートも構成員に入れている。
政治編集
表向きは選挙で国民が大統領や政治家を選ぶ法治国家だが、実際は上記の麻薬組織が不適切とみなす選挙立候補者を暗殺して「間引き」し、生き残った選挙立候補者の中から国民が投票している。
中には選挙前の「間引き」が間に合わず、当選した市長を就任6日後に暗殺する「事後選別」も起きている。
インディアン武装勢力編集
また、メキシコ国内で原アメリカ人(先住民)の地位向上を要求する非合法組織があるが、組織のトップはマルクス副司令官と名乗る金持ちのドイツ系白人(メキシコシティ出身の医師で教授)である。その下に各部族の酋長が司令官として数人いる。
各族長にしてみれば敵対してる他部族がトップに選ばれたら面白くないし、金持ちで政府に顔が利く白人をトップにした方が無難という事のようだ。
ただ、司令官たちは資金提供者でもあるトップが副司令官というのはおかしい変だ、他の組織から舐められるから総司令官とかに変えてくれとは度々言ってるらしい。
自然・気候編集
熱風が吹き荒れているイメージがあるが、実は緯度はさほど日本と変わらない。砂漠に高原にと自然が多く、アステカの遺跡は観光地として有名。荒野や砂漠に繁茂するサボテンはいざという時武器として使える他、トリップ出来るクスリの原料にされることもあり利便性は高い。
太陽の国編集
首都メキシコシティの平均気温は夏(8月)でも17℃、冬(2月)は東京都より寒く「太陽の国」とはお世辞にも言えない。高山気候で夏と冬の降水量に余り差がない。ラ・ルモローサでは冬に吹雪が一週間も続く。
太陽の国メキシコに相当するのはアメリカとの国境に近いティファナやカリブ海側のベラクルス、西海岸のリゾート地アカプルコで日本の太平洋側と同様に、夏は最高気温が35℃を越す(現地ラジオでは華氏100°F超えると一報が入る)。
メキシコ含む中米8か国の首都では、気温が低い順にメキシコシティ・サンホセ(コスタリカ)・グアテマラシティ・サンサルバドル・ベルパモン(ベリーズ)・テグシガルパ(ホンジュラス)・マナグア(ニカラグア)・パナマシティである。
経済・産業編集
元々は日本の石見銀山とメキシコのポトシ銀山で、世界中の銀を覆っていた。ところが銀が枯渇してからはアメリカの後塵を拝して元気がなかったメキシコ経済だが、近年は発展著しく、GDPのランキングは上位を推移しており、中南米においてはブラジルに次ぐ高さである。
一人当たりGDPでは1万3千ドルとなり、世界平均を若干上回る。中南米で8位。(トップはフォークランド(マルビナス)諸島、次いでチリ領南極、アルゼンチン領南極)。OECD38か国でダントツの最下位。
就中農業が発展しており、膨大な畑が巨大なメキシコの国土のあちこちに見られる。ここで産出された農作物はアメリカにも輸出される。特にアボガドは不健康で肥満が多いアメリカ人を産み出しているアメリカ料理にも受け入れられた健康食材として有名。他にも養鶏が盛んでチキン料理が美味いが激辛。日本からカップ麺を大量に輸入しており、「マルチャン」と呼ばれる。
鬼畜米国と同様に、メキシコでも白人が減少の傾向にあり、マヤ文化にはシエスタなどという風習は無いので、農園や鉱山で労働者はよく働く。平均労働時間は2100時間でOECD38か国では日本国に次いで第3位(最下位はアイスランド)。
テキーラがあり、アングロサクソンの白人が多い西部のハリスコ州を除き、先住民やメスティソが多いメキシコ人はカトリックの影響で酒をあまり呑まない。
メキシコのアルコール摂取量は38ℓ/年・人でOECD38か国で第36位(下にはユダヤ教のイスラエルと世俗イスラム教のトルコのみ)。日本国は54ℓ/年・人で30位あたり。テキーラ自体も40度と強い酒で、焼酎やウイスキーを水や湯で割って飲む日本人と異なり、あまりガブガブ飲む酒ではない(テキーラを飲みすぎると歌舞伎の人やカジカラス(プペル西野じゃないほう)みたいに泥酔してトラになる)。また、酒場でもギターを弾いたり女と踊ったりで、会社の人間とひたすら飲みまくる「飲み会」という日本文化とはかなり異なる。
通貨編集
1982年と1994年に二度の経済危機を経験している。
1993年に1000分の1デノミを実施しており、高インフレの国である。2024年現在、政策金利は11%、1ヌエボ・ペソは8~9円。
デノミ実施後から30年で対ドルで5分の1になっていて、ミセス・ワタナベのように「あら、安いわね」と食いつく前に考えよう。
庶子大国編集
姻外産子の割合が73%で世界第2位。好色一代男が仰山居るちゅうこっちゃ。(日本国は2.3%で世界第98位。草食男子が多くてチョンガーだらけだからではなく、水子にするからだらふ)
教育編集
- 教育水準は高く、皆最新鋭の武器の扱いに長じている。母語はスペイン語だが、アメリカの人々との取引を生業としている人も多く、英語が流暢なメキシコ人は多い。公用語は法律で定められていない。
- ただ、実際、メキシコを旅行すると、意外なほど英語話者にお目にかかれない。英語が流暢な者は、(違法を含め)アメリカに出稼ぎに行っていて、メキシコ国内に残っていないのである。この現象はメキシコではジョークのネタになっているが、アメリカでジョークのつもりで話すと、真顔で反論されることが多いので要注意である。
メキシコ出身者編集
関連項目編集
北アメリカ : | アメリカ合衆国|カナダ|メキシコ |
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中央アメリカ : | エルサルバドル|グアテマラ|コスタリカ|ニカラグア|パナマ|ベリーズ|ホンジュラス |
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南アメリカ : | アルゼンチン|ウルグアイ|エクアドル|ガイアナ|コロンビア|スリナム|チリ|パラグアイ|ブラジル|ベネズエラ|ペルー|ボリビア |
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