バカ
概要編集
バカ(馬鹿)の名前が確認できる最初の文献は、古代中国の歴史書の史記である。その史記の記述によると、秦の二世皇帝の胡亥に対して、宦官の趙高が「珍しい馬がおります」として献上した動物がバカ(馬鹿)であった。ウマとシカの両方の特徴を持つその動物を見て、胡亥は「これは鹿ではないのか?」と言ったが、「これは馬です」と趙高が答え、群臣たちの間でもしばし論争になったと言われる。結局の所は、ウマとシカの中間の動物であるバカ(馬鹿)という事で決着したものの、趙高は後日、シカだと答えた官吏を軒並み捕らえて処刑し、反対派粛清に利用したと言われる。
しかしながら、その後の歴史でバカが確認されたという記録は存在せず、長らくバカは架空の動物の扱いをされていた。趙高が反対派粛正に利用した事から、実は趙高が献上したのは間違いなくシカであった(ウマだという説明は全くの虚偽であった)というのも有力な説であった。
しかし1875年8月11日、博物学に長けたフランス人宣教師のフランソワ・ ボンジュールが、現在の四川省西部珍宝県にて、地元の猟師が持っていたバカの剥製を欧米人として初めて発見した。後日、パリの国立自然史博物館にその剥製を送った。これがきっかけとなり、バカの存在が広く知られるようになり、実在の動物である事が確認された。実は現地においてはかなりありふれた動物であったのだが、長らく中国において蛮族の住む地であるとされていたため、あまり知られていなかったのである(戦国時代の秦の領域内ではある)。発見後は世界各地の動物園に寄贈され、世界的に有名な動物となった。
身体的特徴編集
バカは多くのシカ科の動物と同様に、草食性で牛のように4つに分かれた胃を持ち、反芻による消化を行う。また多くのシカ科の動物がそうであるように、バカのオスは枝分かれしたツノを持つ。成獣の体重は40kg〜80kgほどで、ニホンジカに近い。その一方で、蹄の形状はウマに酷似している。
そのバカ(馬鹿)の名前の通り、ウマとシカの中間の動物であるとして、長らく専門家の見解も一致していた。奇蹄目(きていもく)と偶蹄目(ぐうていもく)が分岐する以前の古い特徴を現在に残す動物ではないかという説が有力であった。そのためこの動物を奇蹄目と偶蹄目のどちらに分類するかについて、学会でもしばし論争となったが、蹄がウマに酷似する事から、バカは奇蹄目に分類する場合が多かった。
しかしながら近年の遺伝子の解析によって、間違いなくシカの近縁種であると確認された。そのウマに酷似した蹄は、収斂進化の結果であると結論された。そのため現在では鯨偶蹄目に分類されている。
逸話編集
近年になって一般に知られた動物であるが、ウマとシカの両方の特徴を備えた動物として有名になった事から、話題には事欠かない。そのため、バカに関する逸話は数多い。
- バカは風邪を引かない
- バカは普通感冒や流行性感冒(インフルエンザ)、つまり俗にいう風邪には決して感染しない事が知られている。家畜や野生動物にインフルエンザが流行した場合においても、バカへの感染例は皆無である。これはバカの鼻腔や咽頭の粘膜に寄生するバクテリアであるバカボノイドが、風邪のウイルスを駆逐するためである事が、近年のバカ田大学医学部の研究によって明らかになった。ただしバカボノイドはバカ以外の動物に寄生した場合、激しい毒性を示すため、これを人間の風邪の予防に利用する事は不可能であるとされている。利用するためには人類がバカになるしかない。
- バカと鋏は使いよう
- バカの身体の大きさはシカと同程度であり、ウマのように人間や荷物を載せたり、農耕に用いる事は不可能であるとされる。だが、ウマと同様に人間に慣れやすいため、現地では子供がウマに乗る練習用として、広く用いられていた。
- 特攻兵器
- 野生のバカを捕獲しようとすると、バカは激しく抵抗し、しばしば捕獲しようとする人間に体当たりして殺すとともに、自らもその衝撃で死んでしまう事がある。この事からアメリカ軍は、日本軍の特攻兵機である桜花に、「バカ」というコードネームをつけている。
- 親バカ
- バカは自分の子供を非常に愛する事で有名である。天敵に教われた時には子供のために自らの命を犠牲にする事を厭わず、また食料不足の歳には自分が餓死してもなお子供に優先的に食物を与えるという。子供を溺愛する親の事を「親バカ」というのは、この事実に由来する。
- 空手バカ
- 空手家の大山倍達は、空手の修行の一環としてバカと対戦しこれを撃破。これにより「空手バカ」とあだ名された。後に大山はウシ、さらにはヒグマとも対戦している。
関連項目編集
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