ケースB
ケースB(けーすびー)は、ウィキペディア等のサイトにおける法的問題・案件であり、削除主義者がスイスイ寄ってくるエサである。
概要編集
MediaWiki系サイトの記事には問題があるものも多くあるが、中には法的問題もあり、著作権を侵害している項目、プライバシーを侵害している項目、名誉毀損に該当する項目などが挙げられる。
LTAなど荒らし利用者の場合は即時削除・即時版指定削除という手段に出ることもあるが (ウィキペディアのパロディであるアンサイクロペディアにおいては善意であっても)、大抵はそれに該当するものであっても削除議論になるものがほとんどであり、次々と削除票を投じていきストレスを発散し、順調に削除される。
通常の案件も法的案件と同様、削除議論が行われるが、異なる部分はほぼ確実にBタイプの削除議論である (「Bタイプ」などの分類については削除議論を参照) という点である。この場合ストレスを発散しやすく、大喜利大会の会場にはとても適している。また、ケースB2に至っては1週間を待たず時には数分で削除されることもあり、スピード勝負という別の楽しみも生まれる。
これだけでも良いものなのだが、ケースBは案件の中でもとりわけGKBRホイホイのように誘引性が強く、他の案件よりも削除主義者 (GKBR) がスイスイ寄ってくるのであり、ケースB2の場合はスピード勝負めがけてどんどん寄ってくる。最終的には議論ページ (あるいは対処結果を表すテンプレート) というハウスに閉じ込められ、長期積み残し案件から処分されるという、完全にGKBRのような流れである。
その誘引性編集
ケースBといえば、なんといってもその誘引性である。百科事典的ではない場合、内容が履歴に残っていても法的問題がなく、Aタイプで存続となることも少なくない。ただ法的案件の場合、ほぼ確実にBタイプで削除は目に見えており、集中砲火が始まる。また、荒らしかミスかを問わず定期的に行われやすく、10回以上の記事もあり次々と削除主義者が捕らえられたこともあった。また後述する緊急案件、別名ケースB2の場合、緊急性が高く、人のプライバシー侵害が生じており、ハウスの処分まで1週間を待たず時には数分で削除されることになり、スピード勝負という別の楽しみが生まれ、削除主義者は一層血が騒ぎ、もっと多くの削除主義者という名のGKBRが捕らえられることになる。しかしながら、問題が深刻になると安倍晋三銃撃事件 (所詮バブルである) のように不正利用フィルターが作成されほぼ無臭になってしまう。
分類編集
ここにはアンサイクロペディアにふさわしくない分類に関する真面目な解説が書かれています。
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ウィキペディアやアンサイクロペディアなどのサイトでは、その言語版の言語が話されている国の法律法律 (編集者は世界中にいるためこれは適切ではないとも言える)(著作権法など)、サーバーがある国の法律(ウィキペディアの場合アメリカ合衆国)、「GFDLやCCのデュアルライセンス」といったものを満たさなければならない。法令違反である可能性がある場合はほぼ確実に削除され、削除主義者の目的は果たされる。そのようなものも種類によって大きく違ってくる。
削除されるものの例:
- 著作権に関するもの。プライバシーに次いで誘引性が高い。#B-1:著作権問題にて。
- プライバシーを侵害するもの。これはスピード勝負であり、削除主義者のわずかな間のエサである。#B-2:プライバシー問題にて。
- 名誉毀損罪・侮辱罪・信用毀損罪などに問われる可能性のあるもの。「ケースB」としては[1]もっともポピュラーである。ただ、この場合は存続にもなりやすい。削除主義者を寄せ付けやすいが存続も多い、Cタイプのような感じである。
- 猥褻物。これはごくまれである。
- その他。
B-1:著作権問題編集
著作権に関しての詳細は、wikipedia:ja:Wikipedia:著作権、引用に関してはwikipedia:ja:Wikipedia:著作権で保護されている文章等の引用に関する方針を参照。
対処方法編集
著作権問題は削除主義者に人気で非常に多くのエサがある。しかし大喜利大会になるだけでなく、事態の一刻を争うものであり、手続きを迅速に行う必要があるため、以下の点についても白熱している。
- 過去の版すべてを削除しなくても問題を解決できる場合は、削除すべき版が投稿時刻によって指定され、「版指定削除」なる。ページは消滅しないが、削除主義者の欲求は満たされる。
- 類似する外部サイトがある場合にはその URL が提示されるが、問題の文章をノートにコピーことでノートも削除されることになり、さらに削除主義者を引きつけ、ハウスいっぱいのGKBRホイホイのようになる。
- ある立場からその記事を執筆すると必然的にそのような文にならざるをえない、いわゆる創作性がないというような可能性はあるかどうか確認すべきである。例えば数学についての記事で、定義部分が一致するのは、この観点によるものであり、誘引剤は無臭である。
書くべき情報が多すぎて、絶望した!!
そこの忍耐強いキミ! 私の代わりに私の思想を広めてください。
なに書けばいいのって?・・・それは言わずもがな。 (Portal:スタブ)
B-2:プライバシー問題編集
法的案件の華であり、最も盛り上がるものである。なぜなら、後述する緊急削除というものが適用され、スピード勝負になるからである。
積極的に実名を用いて活動している政治家・スポーツ選手・研究者・作家・芸術家・アーティスト・芸能人などの著名人を除き、本名(個人の実名)を含んでいたり、個人が特定できる記述が行われたページは削除主義者のエサ (誘引剤) となり、次々と削除主義者が集まってくる。日本国法の個人情報保護法などを参考にしているが、法令とは関係なく個人のプライバシーや名誉を尊重する方針を採っており、方針が厳しい分削除主義者がスイスイ寄ってくる。下記が伝統的に削除されている例である。
- 本名を敢えて非公開にしている著名人の実名(例:覆面作家)。
- 著名人の記事で、著名活動をしていない家族の実名を含むもの(ただし、俳優の芸名が年長の家族の名に由来する場合などは例外的に認められることがある)。
- 著名人本人が公式に明かしていない、かつ信頼できる情報源で公開されていない、在学中と考えられる学歴情報。
- 事故・事件などの被害者の実名。
- 犯罪の被疑者名または被告名または元被告名。
- 著名人の記事内で、著名活動に多大な影響を与えたとは考えられない逮捕歴・裁判歴・個人的情報など(例:大学教授の記事で、車庫法違反で罰金の有罪判決を受けたという事実を記載してはならない。記載された場合削除の対象となり、削除主義者が群がる。)。
特に個人の犯罪歴に関して、実名や個人が特定できる場合、ほとんどが削除の対象になり、次々と削除主義者を引きつける。そしてスピード勝負になり、順調に削除される。これは、日本国では、元服役囚に、服役囚であった事実を公開されない権利を認める判例[2]があることに由来する。
削除されず、伝統的に認められている例は次のようになっている。ただ、これに該当するかはかなり揉めることになる (後述する安倍晋三銃撃事件など)。
- 本名を公開している著名人の本名。
- 歴史的な記事(ほとんどの関係者が既に死亡している場合)。
- 政治家の逮捕歴。
- 逮捕歴などを本人が積極的に公開し、自作中で使用している著名人の逮捕歴。
- テロリストの実名。
- 重大な事件・事故によって被害を受けた著名人。
- 犯人または犯罪の被疑者・被告人・元被告人が、自著・刊行物などで公開し、本人による公開の意思が明らかに認められる実名。
いずれにしても、個人の実名や個人情報を含むという理由で削除依頼される可能性はあり、誘引剤の匂いが弱く、削除主義者を全く引きつけないわけではない。
緊急削除編集
プライバシー侵害が生じている場合等であり、緊急に削除すべきものと判断される場合、緊急削除という新たな楽しみも始まる。公開処刑場が緊急案件という専用のカテゴリに集められ、優先的に処刑され、GKBRは処分される。これには特異性があり、十分な削除票 (ほとんどが積極的削除票)、かつ緊急対処を望んで次々と参加者が集まった場合、ページやファイルは1週間を待たず、時には数分で削除されることもあるため、処分競争とは別にわずかな時間を見つけてスピード勝負という別の楽しみになる。また、審議中に荒らされたり以前から問題があったなどの問題で後付けになることも見られ、削除主義者もこれで安心である。ただ、最近はなかなか対処されないものが4~7件ほどある状態が続いており、直ちに対処されず、スピード勝負というのは薄れつつある。
具体例編集
以外はケースBの具体例である。しかしそのほとんどはケースB2である。
- 構造計算書偽造問題
- ウィキペディア初期、最もポピュラーであったと思われる記事。初回は2005年であり、このときから十分な盛り上がりだったが、時期尚早など全削除でストレスを発散する者も現れたほかなんと存続票も多かった。そしてこれは削除主義者のみならず包摂主義者にとっても格好の的となり、無害なGKBRも含め多数捕らえられた。最終的には存続9全削除6特定版削除でハウスは処分された。しかし初回捕らえられたGKBRが多かったのか盛り上がりに欠けたが、不定期な大喜利大会の人気は絶えなかった。ただ、なぜかアンサイクロペディアにおいてはほぼ無臭である。
これも記事自体の削除議論から始まった。特筆性がなかったり独自研究だったりというポピュラーな大喜利があったが、たいしてGKBRは捕らえられず、存続となってしまった。しかしその後、ウィキペディアでは定番の緊急削除のスピード勝負が始まった。そして不定期的な大喜利大会で何度もGKBRが捉えられるというよくあるパフォーマンスも見られた。そして今記事の公開処刑場2022年9月で終わりを迎えたと思われたが、ちょうど1年ぐらい経ったころ、被告人の初公判によって再燃し、公開処刑が行われ、ハウスは処分された。被疑者には死刑判決が出ており、これからの展開に期待である。
これは珍しく著作権問題である。初回は著作権をかぎつけてGKBRが捕らえられ、見事上陸に失敗させた。その後は版指定削除になったが、公開処刑の勢いは失われず、2023年中旬の削除依頼では積み残し案件になっていたがしっかり処分された。しかしこれも構造計算書偽造問題と同じくアンサイクロペディアでは問題視されておらず、堂々とピンイン併記が行われる始末である。
- 安倍晋三銃撃事件
詳細は「安倍晋三銃撃事件におけるプライバシー侵害問題」を参照
2022年最大の法的問題であると同時にバブルである。事件記事の匂いはとにかく強く、これまでより激しくGKBRが捕らえられ、一日三回もの削除依頼で3タテしたユーザーも現れ、不正利用フィルター作成へ発展した。詳しくはリンク先にて。
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なに書けばいいのって?・・・それは言わずもがな。 (Portal:スタブ)
脚注編集
- ^ 著作権問題は「ケースB1」、プライバシーは問題「ケースB2」として提出されるため。
- ^ 最判平成6年2月8日民集48巻2号149頁 2/25/2024閲覧
関連項目編集
この項目「ケースB」には、執筆者が大真面目に書いた可能性もありますが、今はまだ周知の事実しかありません。嘘を追加するか、ウィキペディアに転載して下さるボランティアを求めています。 (Portal:スタブ)