おしらせ
ゲシュタルト崩壊の危険性
この記事はゲシュタルト崩壊を起こす可能性があります!遺伝子工学の権威、ひよこ陛下殿が身をもって確認しました!!
目に自信がない方、見るのを止めた方がいいとのことです!!!でも、意外に耐えられることが多いそうなので、見てみなさい、とのことでした。
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しもべとは、僕のことである。以下では支配者たる僕の視点に立って記述する。

概要編集

僕は原則として被支配者である。僕にとって僕は支配者として崇め、隷属すべき存在である一方、僕にとって僕は使役・搾取する対象に過ぎないことも多い。その非対等な関係から、僕と僕の関係は非常に複雑になることが多い。ストックホルム症候群と呼ばれる症例に近い物であるが、僕は自身を抑圧する存在たる僕を恋愛対象としてみてしまうことも少なくない。僕に隷属する僕の意識が僕に尽くそうとする感情とすり替わったり、普段僕が僕を扱う粗暴な態度と僕が仕事をしたのちにかけられる僕の言葉にギャップを見出してときめいてしまったりすることが報告されている。しかしながら、僕に僕への行為があるケースは非常に少なく、こうした僕と僕の間の濃やかな恋愛関係は成立しないことが多い。

しかし逆に、何らかの事情で心に傷を負っている僕に対して僕のような支配者側が好意を抱いてしまうケースも存在する。この場合、僕は支配階級に強姦されるなどの経験をしている場合が多く、支配階級に属する人間すべてに対して恨みを抱いている場合が少なくない。結果として僕の愛は僕に受け入れられることなく終わる場合が多く、僕と僕の関係が成立するケースはほとんどない。しかしこちらは前者と違い、僕が僕を強制的に恋愛関係に持ち込んでしまうことができる。僕に僕は全面的に優越するからである。しかしながら、こうして強制的に形成された僕と僕の関係は往々にして長続きしないものである。僕にとってはそもそも望まない関係であり、精神的にも疲弊してしまう場合が多いうえ、そもそも好意を抱いていた僕の側としても結局僕との関係を続けるのが苦しくなってしまうことが多いようだ。いずれにせよ、僕と僕の関係はほとんど成立しないのである。

なお、前述した僕と僕の関係を強制的に樹立する場合に、僕に命じて強制的に僕と性行為を行わせることもある。無論僕と僕の関係は正当なものにはならず、僕の閉じた心はより一層闇を増し、また僕の方にも空虚感が生まれてしまう結果を引き起こす。それどころか、最悪のケースでは僕が支配者の僕を撲殺しようとするケースもあるため注意が必要である。

種類編集

 
多様な僕の一形態。

僕は古来より存在する概念であり、支配階級たる僕にとって僕の種類をまとめておくことは重要であるため以下に記述する。

労役僕
畑仕事など、労役を一手に担う僕。僕のように僕を所有するような支配階層の人々は概して広い土地を持っているため、こうした労役僕は僕にとって重要である。
労役僕は僕の中でも過酷な扱いを受ける僕である。僕の命令に従った結果、命を失う僕も少なくないが致し方ない。
性僕
僕たち支配階級はおおよそあらゆる欲望を満たすことができるが、性欲は僕たちだけではどうしようもない。僕と相手との合意が必要だからである。その点性僕との関係ではそうしたことは考える必要がないため僕にとって非常に好都合な存在になる。
しかし、先述した僕と僕の間に樹立される強制的関係に陥ってしまう側面もある。僕は常に僕による撲殺に気を付けていなければならない。
また、かつて性僕はおもに女性が担うものであったが、性が多様化した現代においては右図に示されるように男性の性僕も存在する。さらに、こうして強制的に性僕として僕に奉仕することを要求される僕以外にも、僕に好意を抱いて自ら性僕になろうとする僕も僕の中にはいるとの説がある。しかし前述のとおりこうした好意は無に帰すことが多く、その関係が継続されるようなことはフィクションにしか存在しないとの声が根強い。
公僕
公的機関において使役される僕である。一般的な僕が僕のような支配階級を明確な隷属相手として戴くのに対し、公僕は全国民にとっての僕である。
ゆえに社会的階層は非常に低く、様々な人間、ときには僕からも過酷な扱いを受ける僕がこの公僕である。低賃金長時間労働が一般的であり、役務から逃げ出す僕や周囲の人間を撲殺するなどの奇行に走る僕も少なくない。

展望編集

僕の問題は、僕自身や僕たち支配階級だけでなくあらゆる人間にかかわる問題である。こうした非対等な関係がいまだに残る社会で、僕と僕、ひいては僕と僕どうしの関係なども複雑化しているためである。誰もが、こうした僕に対してとる態度について再考し、僕や僕たちの在り方について考えをめぐらす機会を持たねば、僕が生きやすい社会を形成することなど不可能なのだ。

関連項目編集


  執筆コンテスト
本項は第40回執筆コンテストに出品されました。
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