西之表市

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西之表の空撮写真

西之表は、日本九州地方の南方、沖縄県などがある南西諸島に所在する地名のひとつ。自然豊かな観光地として知られる。

概要[編集]

西之表にはネコも生息している

日本の南西に横たわる島々に位置しており、市は近隣の馬毛島も管轄している。島の歴史は古く、中世には島津氏の薩摩藩による支配を受けていたことで知られている。この際に島津の家臣は火縄銃を掲げて支配していたことから、現代でも火縄銃に因んだ祭りが催されている。のちの1958年(昭和33年)に市制施行、西之表市が発足している。

沖縄本島から遠く離れていることもあり、本島との直接の交通手段がほとんどないのが現状である。このためか、那覇市の人間からは「あそこは沖縄県とは言わん」と差別的な感情を向けられてもいる。一方で鹿児島市指宿市とは頻繁に高速船が往復しており、同じく観光の島として知られる屋久島との間にも連絡船が発着しているなど、沖縄よりも鹿児島に近しいとまで言われている。

産業[編集]

西之表の花木であるブッソウゲ

西之表はほかの南西諸島と同じく、農業と観光が経済の中心であるが、沖縄本島や石垣島などとは異なる独特な特産品などで知られる。特に安納芋は南西諸島でも西之表近隣でしか栽培されていないブランド品種である。また、南西諸島では珍しくの産地であり、日本一早い新茶を生産している。

一方で、沖縄らしい産物が少ないのも特徴的である。サトウキビの生産こそあれど、パイナップルのような南国らしい産物は意外と少ない。これは農産物に限らず、たとえば西之表の酒蔵では泡盛はまったく作られておらず、もっぱら鹿児島みたいな芋焼酎などが名物となっている。ほか、鋏や包丁といった刃物の生産も伝統的に行われており、実に沖縄らしくない様相を呈している。

観光においては南西諸島らしいアクティビティが揃っている。島の北部には日本水浴場88選にも選ばれた浦田海水浴場があり、さらに北端にそびえる喜志鹿崎灯台からは天気が良ければ九州が見えるという。また、近隣ではJAXAによる宇宙開発も行われており、ロケットの打ち上げの際にはその観光拠点として西之表に宿泊することも多いという。幸い、西之表には温泉や宿泊施設も充実している。

ただ、シーサーなどのような沖縄らしい建築物はまったくと言っていいほどなく、台風の激しさ以外に沖縄っぽさを感じることができない。本当にここは沖縄ではないのではないかとさえ思えてしまう。

食文化[編集]

近隣にある空港では沖縄料理も食べられるが、西之表ではラフテーミミガーソーキそばサーターアンダギーもほとんど出ない。東京の沖縄料理店のほうがまだそれらしいものが出てくるレベルである。

西之表で見られる郷土料理っぽいものといえば、「からいもせん(いもんせん)」というサツマイモデンプンを固めた食材くらいである。しかしこれを沖縄らしいと思う人はほとんどいないし、沖縄本島でも当然見ない。このほかだと「つのまき」という九州の「あくまき」に似た料理があったりするが、これといい、サツマイモ推しといい、もしかしたらここは本当に鹿児島なのではないかと錯覚するものばかりである。

関連項目[編集]

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もしかして: 西表島


くぬ記事西之表市ーやまとぅんちゅっぷさが抜ぎやびらん。
ゆりうちなーらしく修正ないるっちゅむとぅみとーいびーん。なんくるないさー。 (Portal:スタブ)