牛
牛(うし)とは、「君は牛を二頭持っている。」と言った哲学のテーマに関連付けられたりする、神秘の生物である。現実的には(ヒンドゥー教圏で)神の様でもありながら、食用や飲用など、様々な利用方法で利用されている存在でもある。
牛とは[編集]
すべからく牛の様であり、牛である事を全面的に肯定されるものを言う。それは、牛としてのアイデンティティに他ならず、たとえ牛肉として店先に並んでいても牛は牛であると思い続ける精神そのものである。
- 「牛思うゆえに牛あり」
- 「君は牛を一頭持っている」
生物学上の位置づけ[編集]
ウシを含んだウシ科の動物は、哺乳綱の下位にある偶蹄目(ウシ目)と呼ばれる一大系統群の一部であると長らく信じられてきた。しかし近年遺伝子分析に基づく分類体系の見直しが行われた結果、ウシはクジラの一種であるという新事実が判明した。これを受けて偶蹄目は廃止され、ウシ科は「鯨偶蹄目」(クジラウシ目とも)の下位に位置付けられた。
この決定に伴い、国際反捕鯨団体には波紋が広がった。特に、ウシを鯨の一種として保護活動を行いたいインド人と、ウシを食べたい欧米人の間で利害が対立し、ウシの食用に抗議した僧侶が自らバーベキューとなる事件は世界を震撼させた。
神秘的なウシが同じく神秘的なクジラの一種であると科学的に証明されたことは神秘学の観点からも注目に値する。
様々な牛[編集]
こくせん君[編集]
地下組織である生活協同組合の食料品宅配サービス「パルシステム」におけるマスコットキャラクターである。「こくせん」の名の通り国産食材しか配達しておらず外国産の輸入品を毛嫌いしており、もし輸入野菜などを見かけようものなら輸入業者をその企業ごと闇に葬りさるとまで言われている。そのため、いつもは地下牢に10本の鎖で封じられており、CM収録のときだけあたりに輸入業者がいない事を確認してから鎖が解き放たれるとされる。
ちなみに、理由は分からないがパルシステムでは牛肉の類は扱っていない。
牛頭鬼[編集]
牛頭鬼(ごづき)は頭が牛の萌え擬人化キャラで地獄のマスコットキャラクター。頭が馬の馬頭鬼(めづき)とでコンビ・マスコットとして地獄の住民たちのアイドルである。「賽の河原で石を積まない悪い子は、金砕棒で血の池所地獄にぶっ飛ばしちゃうぞ(はぁと)」が決め台詞。
牛鬼[編集]
牛頭鬼とは似て異なる存在。頭が牛という点までは牛頭鬼と同じだが、こちらは蜘蛛のような胴体を持つ。伝承によっては頭が鬼で、胴体は牛という逆の場合もある。 西日本に伝わるメジャーな妖怪とされており、分布は広く、海岸に出没する事が多いが、山間部、森林、川、沼、湖にもその姿を現す事もある。
件(くだん)[編集]
人間の頭と牛の体を持つ妖怪。日本各地で知られているメジャーな妖怪であり、様々な伝承が存在するが、 その中でもよく知られているのが、牛から生まれ、人間の言葉を話す事が可能で、作物の豊凶や流行病など重大なことに関して様々な予言をし、 しかもその予言は100%必ず起こるが、件自身は生まれて数日で死んでしまう。という物。 伝承によっては、予言した直後に死ぬ、歴史に残る大凶事の前兆として生まれ、数々の予言をし、凶事が終わった直後に死ぬ、とする物もある。 江戸時代から昭和まで、日本各地で様々な目撃情報があったらしく、特に西日本が多かったようだ。
バッファローマン[編集]
キン肉マンに出てくる牛の擬人化キャラでありマスコットキャラクターである。元悪魔超人の正義超人でカツラである。
うっしー[編集]
「うっしーマーク」の参考書で有名な参考書のマスコットキャラクター。
ファラリスの雄牛[編集]
吠える雄牛ともいう。焼いても死なないという牛である。なぜなら何度色が変わるほど焼いても吠えるのだ、生きていなければ吠えられないので生きているという結論になる。「ファラリス」はこの牛の品種改良を命じた人である。
詳細は「ファラリスの雄牛」を参照
ミノタウロス[編集]
ギリシャ神話に登場する、ポセイドンが所有していた白い雄牛とパーシパエーの合いの子。牛頭鬼と同様に頭部が牛。 本来の名前は「アステリオス(星、雷光の意)」だが、「ミーノース王の牛」を意味する「ミノタウロス」の方で呼ばれる事が多くなった。 成長する度に乱暴になり、手が付けられず、それに頭を悩ませたミノスは、ダイダロスに命じて迷宮(ラビュリンス)を建造させ、そこに彼を閉じ込めた。 そして、食事として9年毎に7人の少年、7人の少女を送らせたのだが、その中に勇者テセウスが混っており、ラビュリンスに侵入した彼に討ち倒された。 Fate/Grand Orderでは、前述の本来の名前である「アステリオス」の名義で、狂戦士のサーヴァントとして登場するが…?
アウズンブラ[編集]
北欧神話に登場する最初の雌牛。 氷を舐めている最中に、巨人ユミルがその乳を直接飲んでいた。
アピス[編集]
間違っても「深淵」を意味する「アビス」ではない。古代エジプトの都市メンフィスで、エジプト神話の創造神であるプタハ神の化身として信仰された聖なる牛。 「オシリスの牡牛」とも呼ばれている。 この牛には全身に29個の特徴があるとされ、それを全て持つ牛をアピスとして大切に飼育していた。その29個の特徴も全部知りたいものだ。 もし誰かが新しいアピスを見つけた時には、前に飼育しているアピスは、ナイル川に生きたまま沈められたという。かなり酷い。
モレク[編集]
かつて、カナンの地で崇拝されていた魔神。牛頭鬼と同様、牛の頭部を持つ。 常時生贄を求めるとされており、当時のモレク自身を模ったブロンズ像は、人身供犠の儀式で使用されている。 また、古代のヨルダン東部に住んでいたアモン人達からは豊穣神として崇拝されており、前述と同様のブロンズ像を生贄の祭壇としても使用していた。 像の内部には生贄を入れる為の棚も作られており、その棚には小麦粉、雉鳩、牝羊、牝山羊、子牛、牡牛、そして人間の新生児が入れられ、 これら全てを生きたままの状態で焼き殺すという、残酷かつ恐ろしい内容。 その新生児はいずれも、王権を継ぐ者の第一子だったという。
アリシュタ[編集]
インド神話に登場する、巨大な牡牛の姿を持つアスラ。 背中のコブはまるで雲を被った山の如きであり、尾を直立させると雲に届いたという。 蹄で大地を震動させながら現れ、大暴れしたが、後にクリシュナに死ぬまで殴られ続けた。
牛トピックス[編集]
- 闘牛:牛と人間が戦う神聖なる命の儀式。BGMは「七英雄との戦い」。
- カルビ:うまい。
- 牛黄丹:牛の胆石を用いた漢方薬。いわゆる回復剤でHPが減ったときに用いる。
- 吉野家:牛丼再開。
- すき家:チー牛
- モーモーミルク:いわずと知れた世界中で愛飲されている飲料。よく白濁液と勘違いされるが、実はまったくの別物である。
- 牛のこくまろ入り:相手を呪う儀式の一つ。もともとは牛の末路を現した言葉だが、「ホワイトシチューには邪道」との意見が多い。