四大元素
四大元素(よんだいげんそ)とは、風・火・水・土という四つの元素である。世界の諸属性がこれらの元素から成り立っているとする考え方を四元素説と言う。
古くは、ギリシャの自然学者エンペドクレスが考案したものであり、アリストテレスもこの見解に賛成した。基本元素という考え方は、現在でも多くの思想家に受け入れられており、旧スクウェアの初代社長である宮本雅史は、「エンペドクレスなくしてファイナルファンタジーなし」とまで述べている。近年ではプラズマの発見により科学的な視点ですら正当化されようとしている。
現代社会において問題視されている自宅警備員やNEETの急増に、四大元素が絡んでいるとされている。不況の長期化によって雇用情勢が厳しくなると、採用企業も四大を最小単位の歯車とみなすようになり、それより小さい歯車はニートリノ、プートロン、風属状になる例がみられる。また、四大より大きいノラ博士も観測されており、恐竜博士、電車博士、将棋博士等が観測されている。
元素説に関する諸問題[編集]
基本元素数の問題[編集]
エンペドクレスは「風火水土」を四元素としたが、この理論は後にゾロアスター教の影響を受けた二元論と融合し、「光闇風火水土」ないし「天冥風火水土」の六元素説を生み出した。中世においては多くの思想家が六元素説を支持しており、これに「氷」を加えた七元素説、「毒」を加えた八元素説も有力であった。
このような細分化はスコラ哲学において頂点に達し、「属性の最小構成単位となる基本元素数はいくつあるか?」という有名な問いが盛んに発せられた。人々はこれを『基本元素数の問題』と呼び、多くの思想家たちがこの問題に取り組んだ。
とりわけ問題になったのは、「水と氷は同一元素か否か?」という問いである。この水氷問題は、哲学者、神学者、自然学者を巻き込んだ一大論争を引き起こし、最終的にコンスタンツ公会議(1414年)においてようやく決着を見た。すなわち、「水と氷が同一元素であるか否かは、原則的にクリエーター(Creator)の良心に委ねられるべきであり、これについていかなる異端審問も認めない」ことが確約されたのである。このような決定に対して、バートランド・ラッセルは、やや皮肉めいた口調で、「教会の大分裂(フスマ)が終結したにもかかわらず元素のそれが放置されたのは、サードの利害関係が宗教のそれを上回っていたことを仄めかしている」と、彼の『西洋哲学史』の中で述べている。また、現実主義者であるトマス・ホッブズはこのような細分化を嘲笑し、『リバイアサン』において次のように批判した。
ミックスデルタはサンダガ・アイスガ・ファイガから成る冥属性の技ゆえに、冥属性は基本元素ではないと言う人がある。なんとなれば、基本元素とはそれ以上別の元素に還元されない元素であるが、冥属性は天氷火に還元されるから、と。馬鹿馬鹿しい。そんなものはクリエーター(Creator)の恣意であり、クリエーターはそんなことに構ってはいられないのだ。聖書にも書いてあるではないか。「主よ!我が主よ!もっと開発時間を!」(Domini! Domini mei! Da mihi eo tempus inveniendi!)。
しかし、これについては、同じイギリスの思想家ジョン・ロックが、「ホッブズも彼のお気に入り(訳者注:リバイアサン)がシヴァと同一属性だと言われれば、彼の毛嫌いするスコラ学派と同じ道を歩んだであろう」と、冷静な分析を下している。
余談であるが、『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』を世に出したバップは、同じ聖書の一節を引いて、「神が製造物責任を問われないのになぜ我々が問われるのか?」とクレーマーに回答したと言う。これを聞いた任天堂の山内社長は、「あくまでメーカーとコンシュマーとの問題であるが」と断った上で、「仮に『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』が完成作なら、神はビッグバンの手前で宇宙創造を止めていただろう」と、予想外に常識的なコメントを残している。
相反関係の問題[編集]
「ある属性をもっとも害する属性」を反対属性(contra-attributum)と言い、「どの属性がどの属性の反対属性か?」という問いを、相反関係の問題(Die Frage des Gegensatz von Elementen)と呼ぶ。
この問題自体は既にエンペドクレス自身が言及しているものの(彼は「水は火の反対であり、風は土の反対である」と述べたと伝えられている)、本格的に理論化されたのは18世紀ドイツの物理学においてであった。もっとも、その大部分は、既に古代から直観的に知られており、例えば12世紀の旅行者案内には、次のような巻頭文が見られた。「獣と木には火で、海のものあるいは機械には天(雷)で、死せる者には聖なる力で云々(Bestiae plantaeve igne, cui in mare vel machinae caeculo, mortui vi sacra, et cetra)。相反関係の問題については、ロジャー・ベーコンやオーギュスト・コントらの経験主義ないし実証主義が登場するまでは思弁的論証が多く、今日の生物学では誤りとされているものも相当数含まれている。
例えば、アリストテレスは彼の著書『動物誌』において、「地下水脈からモーグリの村に行くまでの間に大きな砂漠があり、サンドクローラーという蛇が住んでいる。この蛇は冷気に弱い。」と記録している。しかし、この記述は、報告者がサンドクローラーは蛇(爬虫類)であると勘違いしたことに起因する誤った憶測であり、実際にサンドクローラーが苦手としているのは冷気ではなく水分であることが今日では明らかになっている。
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