哺乳類
哺乳類(ほにゅうるい)とは、進化の可能性を模索するチャレンジャーである。
概要[編集]
種族の数がかなり多い。従って姿形も多種多様で、普通に歩いてるものだけでなく飛ぶものや泳ぐものまでいる。基本的な特徴は、
- 燃費が悪い(常に発熱している)
- オーバーヒートにも弱い
- 産んだ子供をしばらく育てる
- 育てるために、乳房を持っている(これが「哺乳類」と呼ばれるゆえんである)
- 全身が劣化しやすい毛で覆われている
等である。1.についてはモグラを見てくれればわかるだろう。半日餌を食べなかっただけで死ぬのだ。さらに人体発火の危険性も秘めている。
2.も切実な問題である。多くの哺乳類は上がった体温を水で冷やす。水の少ない地域ではデパートおばちゃん戦争の如き水場争奪戦が繰り広げられている。
3.はゆとり教育の弊害というわかりやすい実例があるので、改めて言う必要もないだろう。
4.はメス、オスともに乳房を持っているが、オスのは目立たないムダ器官と化している。人間の場合乳フェチを生み出すもとともなっている。
5.には人間も苦しめられている。なまじ半端に毛が生えているせいでハゲが蔑まれたりしているのはご存知だろう。人間以外の動物も、季節の変わり目には劣化した毛を新しい毛に取り替えるというが、当然そのためにはある程度のエネルギーを消耗する。身体を覆う素材として毛を選んだのは失敗だったと言える。
哺乳類vs.恐竜[編集]
哺乳類は、6500万年前、中生代に栄えた恐竜に取って代わったのであるが、どういうわけかサイズがおそろしくスケールダウンしてしまっていた。全長30mもあるブラキオサウルスなどの雷竜からすれば、ゾウでさえ簡単に踏みつぶせるほどの存在でしかない。恐竜のあまりの大きさに比べるとみすぼらしく見えるほどである。
そういうこともあってか、古生物学では哺乳類はお世辞にもあまり人気のある存在とは言えない。サーベルタイガーやマンモスの人気はティラノサウルスやトリケラトプスなどの人気に比べれば微々たるものである。14mのバケモノと戦わせてもハナシにならないからである。
多様性においては恐竜(爬虫類)もおさおさ負けてはいない。
- 地上の世界○
- 恐竜
- 空の世界○
- 翼竜(プテラノドンなど)
- 海の世界○
- 魚竜(イクチオサウルスなど)、首長竜(フタバスズキリュウなど)
つまり、世界を制覇していたといっても過言ではない。
これを哺乳類で見てみると、
- 地上の世界○
- 陸上哺乳類
- 空の世界✕
- 海の世界○
結果:3勝対2勝で恐竜(爬虫類)の勝ち。空の世界で鳥類が頑張ってるのがイタイ。比べて、翼竜は空の王者であった。ちなみに鳥類は恐竜の子孫である。
なぜ哺乳類が取って代わったか[編集]
中生代にも哺乳類はいたが、ひっそり息を潜めて生きていた日陰者であった。ネズミのように身体の小さい哺乳類はひんぱんに恐竜の餌食になっていた。つまり『旧約聖書』で巨大なピラミッドを建てるためにドレイとして酷使させられるヘブライ人(ユダヤ民族)のような存在だったのである。それがなぜ覇権を奪えるようになったかといえば、救い主モーゼが出現したからである。モーゼとは、そう、あの巨大隕石のことである。モーゼが海を割り、閉じたために追ってきたエジプトの大軍は全滅した。ヘブライ人は「出エジプト」を果たしドレイから解放される。それと同じように、巨大隕石が恐竜たちをやっつけてくれたのである。絶対に勝てない哺乳類たちにとって、これは棚からぼたもちのような絶好の機会だった。
哺乳類は恐竜に力で勝ったのではない。運のいい奇跡によって棚からぼたもちがすべり落ちてうまくゲットしただけなのである。このような奇跡は何十億年に一度あるかないかの出来事なので、もし巨大彗星がなかったとしたら恐竜がいまでもさかえて恐竜人間のような知能ある生物が登場していたことであろう。われわれ哺乳類はこのような奇跡に感謝しなければなるまい(-人-。)
多様な進化[編集]
概要で説明した通り、哺乳類はお世辞にも優れた生物とは言えなかった。しかし逆に言えば、人一倍進化に対する意欲と執着を持っていたという事でもある。魚類も爬虫類(両生類)も鳥類も、哺乳類の抱いた劣等感と向上心が生んだ奇跡なのだ。
- クジラから進化
なお、両生類だけは爬虫類の進化型である。
種族[編集]
雑食と言われるものもいるが、食べている肉と植物の比率で肉食/草食を区別しておく。
- 肉食スマート
- 肉食ずんぐり
- 肉食変則
- 草食スマート
- 草食ずんぐり
- 草食変則