出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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とは、幸運を呼ぶが飛ぶ様を起こしてできた漢字である。

概要[編集]

卍とは、ヒンドゥー教によると飼うと吉兆を呼ぶとされるスヴァスティカだとかシュリーヴァトゥサと呼ばれる鳥を起こしてできた漢字であり、意味は幸運に相まみえるということである。そのまんじはというと、主にユダヤ教信者に不幸を呼ぶ鳥として狩り殺されて絶滅したと伝えられている。

日本における卍[編集]

日本においてはヒンドゥー教のことを知る中国の仏閣から万の幸福という意味を持つ字『まんじ』としてこの漢字が伝えられたことから仏閣を一字で表すための漢字として普及した。この意味でつかわれる『まんじ』は主に国土地理院制定の地図に地図記号として残っている。

そのためか日本国内では全国の円光寺からこの漢字を刻むことで仏閣の後光をたたえることができると冠婚葬祭に使用する物品にこの漢字を記号のように刻みこむことが推奨された。忍者の隠語として使われたりする。奇しくも中国によって意味が微妙にゆがんだこの漢字が成立当初の意味で日本に普及することになったのだ。そのためか今でも徳島あほおどりの法被や除夜の鐘なんかに残っている。民間レベルでも紗綾型の文様などに卍の形が崩れながらも残っている。そのためかどこにでも形を変えて潜むという意味で忍者の隠語にもなったりしている。「弘前市」の市章がずばりである。

ハーケンクロイツ[編集]

スヴァスティカだとかシュリーヴァトゥサだとかはユダヤ教徒によって絶滅したため、ヒンドゥー教や厳密にはその派生である仏教はヨーロッパに勢力を伸ばしていたユダヤ教徒に押される形になっていた。またそれと関係なくユダヤ人はあちこちで勢力を伸ばしていたため、一部では反感をもつものもいたとされている。

その風潮に目を付けたのはアドルフ・ヒトラーである。ヒトラーは自著の我が闘争でも述べている通り卍を逆向きにしたハーケンクロイツをナチス党旗として定めた。アーリア人優越論を唱えるヒトラーとしては、かつてユダヤ人が滅ぼした幸運の鳥というのは幸運を刈り取るユダヤ人を下として見るためのきっかけとして有効であり、ユダヤにトラウマを植え付けたいと思うヒトラーにとってのシンボルになった。

ただ、ハーケンクロイツは『まんじ』と異なり鍵十字の方向が逆でしかも斜めに向けられているなど、とてもではないが『まんじ』を理解しているとは思えない扱われ方をしていた。現在伝えられているナチス国旗をできるだけ崩さずに厳密にヒンドゥー教や仏教に乗っ取ってとするなら上記のようになるはずである。アーリア人優位説を唱えたばかりにユダヤ人どころか他の人種も間接的に下に見ていたことが分かるエピソードでもあろう。

現在[編集]

ユダヤ人撲滅のための旗印としてゆがんだ形で『まんじ』が使われてしまったばっかりに今ではドイツを中心とした国々に卍の記号は忌み嫌われている。そのためかヒンドゥー教徒や仏教徒が多いアジア各国では卍がらみのものを輸出したりして伝えるときにはいらない配慮をする羽目になっている。例えるならばポケットモンスターが輸出時に向こうの放送禁止用語にかからぬようにポケモンに直されるがごとき対処である。

これだけならまだ笑い話ですむかもしれないが、卍肯定派のヒンドゥー教・仏教と卍否定派のキリスト教・ユダヤ教の構図は将来的に宗教戦争に成りかねないほどの危険な構図である。特に信徒が多いキリスト教信者とヒンドゥー教信者が宗教弾圧とこの件を見始めた瞬間に発火しかねない大きな火種である。ただ確かに言えることがあるとすれば、かつての自分の存在が宗教戦争の色を帯びた第三次世界大戦の火種になるなんて幸運の印として生まれた卍、そしてその元となったスヴァスティカだとかシュリーヴァトゥサにとっても望まないエンドであるということだけであろう。

関連項目[編集]

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