アンフェ姫
アンフェ姫(-ひめ)とは、フェミニズムから解放され真の自由を手にした女性たちへの尊称である。
概要[編集]
思想には時代における役割があり、中近代までは正しかった思想が現代では時代遅れになる事も珍しくない。例えば共産主義は21世紀現在となっては「撲滅すべき悪しき思想」[1]だが、近代国家の黎明期において政府が経済を管理し発展を制御する為には非常に有効なものだった。しかしある程度成熟した社会は自由経済に移行しなければ成長できなくなってしまう事から、現代国家にとって共産主義は経済の痼を作りかねない害悪となっている[2]。これはフェミニズムの世界でも同様であり、根本にある性差別撤廃という思想は間違っていないのだが文化文明の発展による「性差違」を考慮しないままでいたことから社会の現状と釣り合わなくなってしまった。
その最たるものが『ツイフェミ』と呼ばれる過激派で、女性は能力や容姿による区別を一切受けてはならず常に優遇され続けなければならない、そして解放の旗手たる自分達と異なる思想を持つものは女ではない、と非常にエキセントリックな思想を貫いている。しかし世の中99%はノンポリなのが常であり、過激な思想を展開する層は実際大きくはない。これはフェミニズムに限らず思想の世界では普遍的な事例で、例えば団塊の世代は二言目には「若者は反体制であれ」「我ら全共闘世代」と気炎を吐くが、実際には声の大きいごく少数が暴れただけで大多数は羊のように大人しい青年期を送っていた[3]。要するに「破天荒で世におもねらない傑物」に憧れるだけの凡人で、だからこそ当時は定職にも付かず全国をフラフラ遊び歩いて金がなくなると実家にタカりに来る寅さんや「この世は無責任、コツコツやる奴ぁゴクローサン!」と日々の努力を冷笑しノリとハッタリだけで生きるC調男がスターとなっていた。
それと同じく雇用や賃金の差別が無くなりつつある21世紀を生きていく一般女性は、基本フェミニズムを歓迎しない。でもまあ生理休暇が取りやすくなったり税金が安くなったりしたらちょっと良いよねー、とぼんにゃり思う程度の「うっすら女権寄りノンポリ」が主流となってきている。即ち「フェミニズムはフェミニストしか守らない」「なんでもかんでも男女対立に繋げるのは面倒」としてフェミニズムから距離を置き、それにより物事を俯瞰して見られるようになった彼女ら。世界各国にひっそりとではあるが生息していた所に「Un-Feminism Princess」とイギリスの人権団体が名前を付けたのが切っ掛けで、所謂サイレントマジョリティとしてその存在が認知されるようになっていく。元々フェミニズムの過激化が著しい日本へとその概念が輸入された際、直訳として付いたのがこの「アンフェ姫」という呼び方である。
特徴[編集]
アンフェ姫は過激化するフェミニズムとは上記の通り相容れないが、その原点である「自分の事は自分が救うべき」という思考はむしろ強く持っている事が多い。先鋭的なフェミニストは「理想化された女性」のパターンを全女性に押し付け「この条件を満たす者だけが同胞であり、他は救う価値がない」とするが、そもそも自分がどう生きるかは自分の為に自分が決める事であり、その選択肢を確保する為の思想が女性の権利意識を重視する本来のフェミニズム。そういう意味では「Un-Feminismであると同時にFeminismでもある」という複雑な存在でもある。
また容姿やファッションに関しては「自分らしさ」を重視し、所謂ジェンダーレスなスタイルが主流。ただし過激派フェミニストが「性を感じさせるだけで男性を刺激する」と無性化を求めてジェンダーレスを推奨するのに対し、「似合えば良い」「着れれば良い」「TPOさえ守ってればそれで十分」とゆるふわな理由で着るケースが殆ど。言ってしまえばメンズの方が総合的に安いし長持ちするし、それで誰が傷つくわけで無し。フェミニズムにとらわれない合理性の発露とも言える。一方性嫌悪や男性への攻撃性などフェミニズムの闘士たちが「全女性が先天的に持っている属性」と主張するものをあまり強く持たない、というかストレートに言えばそういうのをめんどくさいから苦手とする傾向がある。献血の広告ガールが巨乳萌え絵だろうが新聞に巨乳広告が乗ろうが、理想化した二次元世界に浸ろうがそれが自分の人生にとってなんなのか。電車の吊り広告や駅のポスターにいちいちムキになって有限である金や時間を無駄にしていたら、それこそ損ではないか。どうせ世の中は思い通りじゃない、それで別に良いじゃないかとノンキに生きる道を選んで人生を謳歌するのが彼女らの生き方なのである。
脚注[編集]
関連項目[編集]
この項目「アンフェ姫」は、執筆者自身は結構気に入っていますが、どう見てもクソの山です、本当にありがとうございました。ダチョウ倶楽部に訴えられないうちにとっとととりかえることをお勧めします。 (Portal:スタブ)