ちょい残し
ちょい残しとは、中国の食卓や洗浄系商品のコマーシャルに見られる謎の風潮である。
「ちょい残し症候群」なる言葉も存在するほど問題になっている。
概要[編集]
ちょい残しは言葉の通り、ちょっとだけ残す行為を指す。 勿論、ちょっとだけ残したところで何にもならない事は明らかである。無意味だ。 しかしちょい残しは、作法やジンクスとして定着しており、さらにはちょい残しをしないと気が済まない者まで存在する。
そのために、非常に謎な風潮として名を馳せている。
中国の食卓での「ちょい残し」[編集]
中国は人口が多い上に、貧困問題が深刻である。 当然、食糧不足も深刻である。少しの食糧も無駄にできない。それにも関わらず、中国では古くからちょい残しが大流行している。今では伝統、マナーとして完全に定着してしまっている。 完全なフードロスであり、いま流行りのSDGsにも反する。
ちょっとだけ料理を残したところで勿体ないだけであり、下品でもある。
料理人に不快感を与えるとともに、貧困層への煽り行為になる「ちょい残し」の行動は中国人の国民性をよく表していると言えるだろう。
洗浄系商品のコマーシャルでの「ちょい残し」[編集]
洗浄系商品とは、歯ブラシや洗剤、シャンプーや消毒液など[1]の事をいう。 これらの商品のコマーシャルでもなぜかちょい残しがされている。
これらの商品のコマーシャルは大抵、異常なまでに汚れた歯やお皿や衣類や頭皮などの汚れを一掃するという内容だ。
洗浄系商品は清潔感が売りであり、洗浄後、洗ったものはきれいになっていた方がいいだろう。
しかしなぜかコマーシャルでは洗浄後も少しだけ汚れを残す。「いや、そこにリアリティーとかいらねーから!」というのが視聴者の本音だろう。 痒いところに手が届かない/見ていてイライラする汚れのちょい残しによって広告の宣伝効果は激減している事間違いなしだ。
スパッと綺麗になった時の爽快感は代え難いものであり、少なくとも筆者は使用後は全部キレイになるコマーシャルの商品を買いたいと思っている。それなのにそのような広告を一度も見たことがない。
除菌効果や汚れ除去率のデータもそうだ。99%とか99.99%などと盛んに宣伝しているが、ちょい残しの分の0.01%など、切り捨ててしまった方が断然いい。第一、菌の個数が何%かなど正確に測定する手段など無いはずだ。99.99%などはおよその値に違いない。概算値に正確性などないのだから100%とすべきである。四捨五入する位を一つ繰り上げるだけで「汚れ除去100%!」という気持ちのよいコマーシャルになるというのに、なぜちょい残しの数%にこだわるのか甚だ疑問である。
洗浄系商品のコマーシャルのちょい残しは、どうでもいいところに執着して、スパッと物事を行えない日本人の国民性を表していると言っても過言ではないだろう。
ちょい残し症候群[編集]
「なんだ、アンサイクロペディアの記事にありがちな『〇〇依存症』などと存在しない病気をでっち上げてかさ増しをするいつもの手法か」とやれやれと肩をすくめている読者の様子が目に浮かぶが、そうではないのだ。
実際に存在する病気である。
症状としては「どうしてもちょい残しをしてしまう」というもの。「なんだそれ」と思うかもしれないが、当事者は本気で悩んでいるようである。
対処法は簡単だ。残さないようにすればいいだけである。しかしどうしてもできない。あと一口、あと一つ、あと一粒に手が出ないようだ。
彼ら自身もなぜ残してしまうのか把握できていないらしく、ちょい残し症候群の実態は全く明らかになっていない。
脚注[編集]
- ^ 他にも食物繊維系のサプリメントやシミ治療の化粧品、血行をよくする飲料などの広告にも使われる。