SALLY
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SALLY (サリィ) | |
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出身地 | 日本 東京都 |
ジャンル |
ロック ポップス |
活動期間 | 1984年 - 1986年 |
レーベル |
フィリップス・レコード (1984年 - 1986年) |
事務所 | 山田パンダカンパニー - メリーゴーランド (芸能事務所) |
共同作業者 | 山田パンダ |
メンバー |
杉山洋介 Vo., G. 加藤喜一 Vo., G. 中野真 B. 岡田尚 Sax., Key. 箱崎昇 Sax. 中屋全次郎 Dr. |
旧メンバー | 佐藤公彦 Sax. |
SALLY(サリィ)は、1980年代に活動していた日本のロックバンド。
来歴
[編集]デビュー前
[編集]- 1981年 - 法政一高在学時に文化祭に出場するためバンド「SALLY」を結成。初代リーダーはベースの坂巻忠。
- 1982年 - 高校卒業。法政大学に進学後も、吉祥寺・曼荼羅をはじめ、都内のライブハウスを中心にバンド活動を継続。
- 1983年9月 - CBS・ソニーSDオーディション東京大会出場(全国大会までは進めず敗退)。
- 同年11月 - 全国学生対抗ロックコンテストに出場。正規メンバーの箱崎は当時、法政大学応援団の吹奏楽部に所属しており、本コンテストには出場困難だったため、佐藤公彦が出場した。その佐藤のみが優秀プレーヤー賞を受賞。SALLYとしては落選。のちに司会をしていた山田パンダから直接スカウトの電話があり、メジャーデビューに向けて打診される。
- 1983年12月 - 吉祥寺・曼荼羅でのライヴに山田パンダと日本フォノグラムのプロデューサー・井岸義典が来訪。本格的にデビューの話が持ち上がる。前後して元GARO・大野真澄が山田パンダと来訪。
- 1984年初頭 - 山田パンダカンパニー設立に合わせ所属契約。山田パンダのプロデュースを受諾する。
デビュー後
[編集]- 1984年7月1日、フィリップスからシングル『バージンブルー』でデビュー。同曲は、杉本哲太が出演したCM、キリンレモン2101とのタイアップ効果もあり、スマッシュヒットとなった。
- 当初、デビュー曲は「愛しのマリア」になる予定であったが、作曲家の鈴木キサブローが「さらに良いものができた」と持ってきたのが「バージンブルー」のサビフレーズだった。そのキャッチーなサビ部分がCM起用に決定したため、急遽その前後のメロディーを制作した。
- 市松模様の衣装や髪型、バンド構成、曲調等、コンセプトがチェッカーズに似ており、「第二のチェッカーズ」「チェッカーズの対抗馬」と呼ばれることもしばしばあった(徳光和夫の音楽番組『ザ・トップテン』での発言など)[1]。
- デビューから大手企業CMに楽曲が使用され、音楽番組に出演するなど順調な滑り出しであったが、事務所の方針に合わず7か月後に独立。その後、メンバー間でも音楽の方向性の違いから軋轢が生じ始める。1985年12月に解散に向けての話し合いがもたれる。
- 1986年3月25日、ラジオ番組「ナマいきSALLYは絶快調」にて解散宣言。4月12日よりラストツアー『THE STAGE '86』を行う。
- 1986年5月27日、渋谷公会堂にて最後のライブを開催し、解散。
- 山田パンダプロデュースでのデビューから、紆余曲折を経て解散するまでを加藤喜一がブログ[1]に綴っている。
解散後
[編集]- 杉山洋介は、当時の事務所後輩である島田奈美に楽曲提供等の活動後、現在はユニット「paris match」を結成[1]。2007年発売の加藤キーチ「東京バックサイド・ブルース」にも楽曲提供をしている(作詞は森若香織)。2013年に開店したイタリアンレストランのオーナーも務める。
- 加藤喜一は解散後、ビートたけしのバックバンドでギターを務めるほか、布施博のアルバムに楽曲提供。1996年以降、吉行由実監督作品で音楽を担当。2003年春、重症急性膵炎を患い生死をさまようが復調。それまでは相当量を飲酒していたが病後は禁酒をしている。現在はユニットやソロで音楽活動をしている。
- 佐藤公彦は、デビュー直前の脱退後は福山雅治のバックバンドなどを経験。現在、淡谷三治と名乗り、MEN'S 5のリードボーカルとして活動。
- 2024年3月16日、NHK-BS『歌える!J-POP黄金のヒットパレード決定版!#11』に中屋を除く5人で「Sally」として38年ぶりに再結成し、出演。「バージンブルー」を演奏した[2][3]。
ディスコグラフィ
[編集]タイトルの後に●がある曲は、未CD化曲。
シングル
[編集]※ すべて7インチレコード、フィリップス・レコードより発売。
発売日 | 規格品番 | 面 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
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1984年7月1日 | 7PL-163 | A | バージンブルー[4][5][6] | さがらよしあき | 鈴木キサブロー | 鈴木キサブロー・大島ミチル |
B | 夏の日の恋 | YOSUKE&KEACH | ||||
1984年11月10日 | 7PL-174 | A | 悲しきYOUNG LOVE | 大野太 | 鈴木キサブロー | 勝山俊一郎 |
B | SWEET OLD DREAM | YOSUKE&KEACH | ||||
1985年2月21日 | 7PL-186 | A | 愛しのマリア[7] | 秋元康 | 鈴木キサブロー | 勝山俊一郎 |
B | GOIN' DOWN● | YOSUKE&KEACH | SALLY | |||
1985年5月21日 | 7PL-194 | A | HEARTはキュートなままでいて[8] | 椎名和夫 | ||
B | GOOD VIBRATIONはあの街角に● | |||||
1985年9月5日 | 7PL-204 | A | 君の瞳に恋してる[9] | 康珍化 | 鈴木キサブロー | 勝山俊一郎 |
B | サマータイムメモリー[10] | YOSUKE&KEACH ・大野轟二 | YOSUKE&KEACH | |||
1986年3月25日 | 7PL-217 | A | mコードにHeartbreak[11][12] | 杉山洋介 | 坂下秀実 | |
B | わがままなロマンティストと移り気な娘たち(移り気な娘たちにI Love You) | KEACH |
アルバム
[編集]オリジナル・アルバム
[編集]※ すべてフィリップス・レコードより発売。
発売日 | 規格 | 規格品番 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1984年12月10日 | LP | 28PL-88 | BAD BOYS COME TONIGHT
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CT | 28LT-88 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
CD | 32LD-19 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1985年3月1日 | LP | 20PL-47 | SALLY'S MAGIC
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CT | 20LT-17 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
CD | (未CD化) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1985年9月21日 | LP | 28PL-104 | A! TASTE OF SALLY
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CT | 28LT-104 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
CD | (未CD化) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1986年4月5日 | LP | 28PL-117 | ....THEN
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CT | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
CD | 32LD-75 |
ベスト・アルバム
[編集]※ フィリップス・レコードより発売。タイトルの後に★印のある曲は、初音源化作品。☆印のある曲は、カセットとCDのみ収録。
発売日 | 規格 | 規格品番 | アルバム | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1986年2月5日 | LP | THE BEST
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1985年12月21日 | CT | 30LT-38 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1985年12月25日 | CD | 32LD-66 |
オムニバス・アルバム
[編集]- 速報!歌の大辞テン!! Presents『80's VS 90's-POPS-』(2004年1月15日、avex trax、AVCD-17398)- 「バージンブルー」を収録。
- サマー・トレジャー(2011年7月6日、ソニー・ミュージックダイレクト、MHCL-1927/8)- 「バージンブルー」を収録。
ビデオ
[編集]発売日 | レーベル | 規格 | 規格品番 | タイトル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1985年 | 日本フォノグラム | VHS | PV-88-5 | SALLY'S MAGICAL TOUR
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パイオニア | LD | SM048-0089 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1986年 | J.V.D | VHS | SALLY 1986 LAST NIGHT May 27th, 1986.
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ベータ | MG-98-1 |
タイアップ一覧
[編集]使用年 | 曲名 | タイアップ |
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1984年 | バージンブルー | 麒麟麦酒「キリンレモン2101」CMソング |
1985年 | 愛しのマリア | 東映配給映画『パンツの穴 花柄畑でインプット』主題歌 |
HEARTはキュートなままでいて | 森永製菓「ぱふぇてりあ」CMソング | |
君の瞳に恋してる | つくば万博・講談社館イメージソング | |
サマータイムメモリー | 森永製菓「ザギー」CMソング | |
BAD BOYS COME TONIGHT(夜をぶっとばせ!) | 東映洋画配給映画『ビー・バップ・ハイスクール』劇中歌 | |
1986年 | mコードにHeartbreak | アサヒビール「スポーツドリンクプリップス」CMソング |
出演映画
[編集]- ビー・バップ・ハイスクール(1985年12月14日、那須博之監督、東映) - デパートの屋上で演奏するバンド 役
- 劇中歌『BAD BOYS COME TONIGHT(夜をぶっとばせ!)』
ラジオ番組
[編集]- ラジオDE ME HER「ナマいきSALLYは絶快調」(1985年10月 - 1986年4月、文化放送) - 火曜日担当
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “『SALLY』杉山洋介「カミソリ入りの手紙がいっぱい届いた」アイドル時代、“チェッカーズの対抗馬”としての不遇の日々と作曲家・プロデューサーとしての現在地”. 週刊女性PRIME. 主婦と生活社 (2024年5月2日). 2024年5月3日閲覧。
- ^ “歌える!J-POP 黄金のヒットパレード決定版! (11)”. NHK. 2024年3月28日閲覧。
- ^ “2/2(金) NHK BS「歌える!J-POP黄金のヒットパレード決定版!#11」にSALLYとして38年ぶりTV出演。番組ではただいま観覧募集中!”. 加藤喜一 -MORE THAN THIS- Keach Kato's Daily Column (2024年2月2日). 2024年3月28日閲覧。
- ^ 第26回日本レコード大賞 新人賞受賞曲。
- ^ 「キリンレモン2101」CMソング。
- ^ 1986年に香港でジャッキー・チュンによってカヴァー(広東語詞。現地タイトル『交叉算了』)、2006年Leadにカヴァーされた。
- ^ 東映映画「パンツの穴・花柄畑でインプット」主題歌。
- ^ 森永製菓「ぱふぇてりあ」CMソング。
- ^ つくば万博・講談社館イメージソング。
- ^ 森永製菓「ザギー」CMソング。
- ^ アサヒビール「スポーツドリンクプリップス」CMソング。
- ^ 1986年に香港でジャッキー・チュンによってカヴァー(広東語詞。現地タイトル『別戀』)された。