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井林辰憲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
井林 辰憲
いばやし たつのり
内閣広報室より公表された肖像
生年月日 (1976-07-18) 1976年7月18日(48歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都
出身校 京都大学大学院工学研究科修了
前職 国家公務員国土交通省
所属政党 自由民主党麻生派谷垣G→麻生派)
称号 修士(工学)
公式サイト 井林たつのり 衆議院議員 公式サイト

選挙区 静岡2区
当選回数 5回
在任期間 2012年12月18日 - 現職
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井林 辰憲(いばやし たつのり、1976年昭和51年〉7月18日 - )は、日本の政治家国土交通官僚自由民主党所属の衆議院議員(5期)、内閣府副大臣京都大学非常勤講師[1]

環境大臣政務官内閣府大臣政務官を歴任した。

来歴

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東京都出身[2]。本籍地は静岡県榛原郡川根本町で、茶農家の5代目[1][3]芝中学校・高等学校、2000年京都大学工学部環境工学科卒業、京都大学大学院工学研究科修士課程修了[1]2002年国土交通省に入省し、本省大臣官房道路局で勤務した[1][4]2008年より沼津河川国道事務所調査第二課長[1][4]2010年中部地方整備局地域道路課長を最後に国土交通省を退官[1][4]

2010年自由民主党静岡県連が実施した候補者公募に合格し[1]2012年第46回衆議院議員総選挙静岡2区から自民党公認で出馬[3]民主党前職の津川祥吾らを静岡2区で破り、初当選した[5]2014年第47回衆議院議員総選挙では、静岡2区で前回を上回る票を獲得し、民主党の新人らを破り再選[6]

2016年第3次安倍第2次改造内閣環境大臣政務官ならびに内閣府大臣政務官に任命された[7][8][4]2017年第48回衆議院議員総選挙で3選[9]2021年第49回衆議院議員総選挙で4選。

2023年9月、第2次岸田第2次改造内閣内閣府副大臣に任命された[10]

2024年9月12日、自民党総裁選挙が告示され、9人が立候補した。井林は同じ麻生派河野太郎ではなく、上川陽子の推薦人に名を連ねた[11]。投票日前日の9月26日夜、麻生派幹部6人は都内のホテルに集まり、決選投票に高市早苗が残った場合は高市を支持する方針を決定した[12]。会長の麻生太郎はさらに踏み込み、河野などの陣営に入っていた派閥メンバーに対し、側近議員を通じて「1回目の投票から高市に入れろ」と指示を飛ばした[13]。同日22時半頃、産経新聞は、麻生が1回目の投票から高市を支援するよう自派閥の議員に指示を出したことをスクープした[14]。9月27日総裁選執行。麻生は昼頃まで、自派閥で他候補の推薦人に名を連ねる議員にまで電話をかけ「1回目から高市で頼む」と訴えた[15]。高市は1回目の議員投票で、報道各社の事前調査での30~40票を大きく上回る72票を獲得した[12]。党員数と合わせた得票数は1位だったが、決選投票で石破茂に敗れた。井林は1回目は上川に投票し[16]、決選投票については、中日新聞の取材に対し、投票先を公表しなかった[16]。同年の第50回衆議院議員総選挙で5選。

政策・主張

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政治資金

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所属団体・議員連盟

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選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 36 静岡県第2区 自由民主党 10万8510票 43.86% 1 1/4 /
第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 38 静岡県第2区 自由民主党 12万9311票 59.94% 1 1/3 /
第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 41 静岡県第2区 自由民主党 13万857票 57.19% 1 1/3 /
第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 45 静岡県第2区 自由民主党 13万1082票 61.11% 1 1/3 /
第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 48 静岡県第2区 自由民主党 11万3419票 55.05% 1 1/3 /

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g プロフィール”. 井林たつのり衆議院議員. 2024年10月26日閲覧。
  2. ^ “井林辰憲(小選挙区・静岡県)【衆議院選挙2017】”. 読売新聞. http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2017/profile/YTPSRAYA22002XXX004.html 2018年3月21日閲覧。 
  3. ^ a b “候補者の横顔紹介(1):衆院静岡:2012衆院選”. 中日新聞. (2012年12月7日). https://web.archive.org/web/20141218155610/http://www.chunichi.co.jp/hold/shuin2012/shizuoka/CK2012120702000231.html 2018年3月21日閲覧。 
  4. ^ a b c d 過去の官邸ホームページ”. 首相官邸ホームページ. 2024年10月26日閲覧。
  5. ^ “2012衆院選 静岡2区”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_ichiran.html?aid=A22002 2018年3月21日閲覧。 
  6. ^ “【衆院選】:衆院選2014:開票結果・速報:小選挙区・静岡”. 読売新聞. http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/kaihyou/ya22/ 2018年3月21日閲覧。 
  7. ^ “【内閣改造】副大臣・政務官は派閥バランス重視 外務副大臣には岸信夫氏を再起用”. 産経新聞. (2016年8月6日). https://www.sankei.com/article/20160806-PRBISQO7QBK6BIPNVZS7IK3YZM/11/ 2018年3月21日閲覧。 
  8. ^ “副大臣 20人交代 閣議決定”. 毎日新聞. (2016年8月5日). https://mainichi.jp/articles/20160805/k00/00e/010/220000c 2016年8月5日閲覧。 
  9. ^ “第48回衆院選 静岡”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/senkyo/48shu/area/?kid=22#002 2018年3月21日閲覧。 
  10. ^ “内閣府副大臣にスピードスケート五輪銅メダルの堀井学氏 15日に閣議決定”. 日刊スポーツ. (2023年9月15日). https://www.nikkansports.com/m/general/news/202309150000087_m.html 2023年9月18日閲覧。 
  11. ^ 上川陽子氏の推薦人一覧 自民党総裁選2024”. 日本経済新聞 (2024年9月12日). 2024年9月30日閲覧。
  12. ^ a b 遠藤修平、園部仁史、高橋祐貴 (2024年9月27日). “麻生、安倍派は「消極的支持」で広がり欠く 決選投票で敗れた高市氏”. 毎日新聞. 2024年10月1日閲覧。
  13. ^ 『週刊文春』2024年10月17日号、32頁、「『高市支持』で求心力が低下 麻生太郎が政治生命の危機」。
  14. ^ <独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から”. 産経新聞 (2024年9月26日). 2024年9月30日閲覧。
  15. ^ 「負け惜しみにしか聞こえない」 落日の麻生太郎氏、最高顧問を打診され「俺も大勲位と同じ立場か」(2/2ページ)”. デイリー新潮 (2024年10月10日). 2024年10月11日閲覧。
  16. ^ a b 静岡の自民議員 総裁選誰に投票?”. 中日新聞 (2024年9月28日). 2024年10月1日閲覧。
  17. ^ a b c d e f “第48回衆院選 自民 静岡2区 井林 辰憲”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/senkyo/48shu/meikan/?mid=A22002001001 2018年3月21日閲覧。 
  18. ^ “2014衆院選 静岡2区 井林 辰憲”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/47shu/meikan.html?mid=A22002002002&st=tk 2018年3月21日閲覧。 
  19. ^ 衆議院選挙2017/10/22タバコ対策の公開アンケート”. 「子どもに無煙環境を」推進協議会 (2017年10月24日). 2021年10月24日閲覧。
  20. ^ a b c “鈴与、他にも献金か 静岡選出2議員の団体”. 産経新聞. (2015年2月28日). https://www.sankei.com/article/20150228-LZ7EG4DGJ5N7NDB5NJHKTFBCAU/ 2018年3月21日閲覧。 
  21. ^ “2021年7月号_7面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日). https://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/07/2021年7月号_7面.pdf 2021年7月11日閲覧。 

外部リンク

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