縣千
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縣 千(あがた せん、2月10日[1] - )は、宝塚歌劇団雪組に所属する男役スター[2]。
京都府宇治市[3]、府立莵道高等学校出身[3]。身長172cm[3]。血液型O型[4]。愛称は「あがた」[3]。
来歴
[編集]2013年、宝塚音楽学校入学。
2015年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に101期生として入団[5][6][7]。入団時の成績は4番[5]。月組公演「1789」で初舞台[6]。その後、雪組に配属[5][3]。
舞台映えする容姿と巧みなダンスで早くから注目され[8]、2018年の「凱旋門」で新人公演初主演[9][3]。その後も3度に渡って新人公演の主演を務める[3][8]。
2022年の「Sweet Little Rock 'n' Roll」でバウホール公演初主演[2][10]。
2024年の「FORMOSA!!」(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場公演)で、東上公演初主演を務めることが発表された[11]。
人物
[編集]初めて観た宝塚の作品は、2005年月組公演「Ernest in Love」のDVD[4]。
宝塚初観劇は中学生の時で、宙組公演「TRAFALGAR/ファンキー・サンシャイン」[4][6]。パワー溢れる舞台に感銘を受け、自分も同じように舞台で輝きたいと、音楽学校受験を決意した[4]。
学生時代は部活には入らず、バレエ教室へ通っていた[4]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2015年4 - 6月、月組『1789-バスティーユの恋人たち-』(宝塚大劇場のみ)[6]
雪組時代
[編集]- 2015年7 - 10月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 新人公演:汐太(青年)(本役:永久輝せあ)『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』[9][6]
- 2015年11 - 12月、『哀しみのコルドバ』 - ルシオ『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』(全国ツアー)[9]
- 2016年2 - 5月、『るろうに剣心』 - 清里明良、新人公演:四乃森蒼紫(本役:月城かなと)[9][6]
- 2016年6 - 7月、『ドン・ジュアン』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - マルセロ
- 2016年7月、『Bow Singing Workshop〜雪〜』(バウホール)
- 2016年10 - 12月、『私立探偵ケイレブ・ハント』 - トレバー、新人公演:カズノ・ハマー(本役:彩風咲奈)『Greatest HITS!』[9][6]
- 2017年2月、『New Wave!-雪-』(バウホール)
- 2017年4 - 7月、『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』 - ガエン者玄平/代役:倉造息子清七(本役:永久輝せあ)[注釈 1]、新人公演:高杉晋作(本役:望海風斗)『Dramatic “S”!』[9][6]
- 2017年8 - 9月、『CAPTAIN NEMO』(日本青年館・ドラマシティ) - ヘディン
- 2017年11 - 2018年2月、『ひかりふる路(みち)〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 - フランソワ・アンリオ、新人公演:フィリップ・ル・バ(本役:永久輝せあ)『SUPER VOYAGER!』[6]
- 2018年3 - 4月、『義経妖狐夢幻桜(よしつねようこむげんざくら)』(バウホール) - ヤスヒラ
- 2018年6 - 9月、『凱旋門』 - ヴィーゼンホーフ、新人公演:ラヴィック(本役:轟悠)『Gato Bonito!!』 新人公演初主演[9][6]
- 2018年11 - 2019年2月、『ファントム』 - 従者、新人公演:ジェラルド・キャリエール(本役:彩風咲奈)
- 2019年3 - 4月、『20世紀号に乗って』(東急シアターオーブ) - マックス・ジェイコブス
- 2019年5 - 9月、『壬生義士伝』 - 池波六三郎、新人公演:土方歳三(本役:彩凪翔)『Music Revolution!』
- 2019年10月、『ハリウッド・ゴシップ』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - ラリー
- 2020年1 - 2月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』(宝塚大劇場) - パッツィー、新人公演:マックス(本役:彩風咲奈)
- 2020年2 - 3月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』(東京宝塚劇場) - パッツィー
- 2020年8 - 9月、『炎のボレロ』 - フラミンゴ『Music Revolution!-New Spirit-』(梅田芸術劇場)
- 2020年10月、凪七瑠海コンサート『パッション・ダムール-愛の夢-』(バウホール)
- 2021年1 - 4月、『fff-フォルティッシッシモ-』 - テレマン『シルクロード〜盗賊と宝石〜』
- 2021年5 - 6月、『ほんものの魔法使』(バウホール・KAAT神奈川芸術劇場) - モプシー[12][10]
- 2021年8 - 11月、『CITY HUNTER』 - 海坊主(伊集院隼人)、新人公演:冴羽獠(本役:彩風咲奈)『Fire Fever!』 新人公演主演[7][12]
- 2022年1月、『Sweet Little Rock 'n' Roll』(バウホール) - ビリー バウ初主演[12][10]
- 2022年3 - 6月、『夢介千両みやげ』 - 金の字、新人公演:夢介(本役:彩風咲奈)『Sensational!』 新人公演主演[8][3]
- 2022年7 - 8月、『ODYSSEY(オデッセイ)-The Age of Discovery-』(梅田芸術劇場)
- 2022年10 - 12月、『蒼穹の昴』 - 光緒帝 載湉
- 2023年2 - 3月、『海辺のストルーエンセ』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - クリスチャン7世
- 2023年4 - 7月、『Lilac(ライラック)の夢路』 - アントン『ジュエル・ド・パリ!!』[13]
- 2023年9月、『双曲線上のカルテ』(ドラマシティ・日本青年館) - ランベルト・ヴァレンティーノ[注釈 2][14]
- 2023年12 - 2024年2月、『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』 - ミロ・デ・メイヤー教授『FROZEN HOLIDAY(フローズン・ホリデイ)』[15]
- 2024年4 - 5月、『仮面のロマネスク』 - フレデリーク・ダンスニー男爵『Gato Bonito!!』(全国ツアー)
- 2024年7 - 10月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』 - アンドレ・グランディエ[16]
- 2024年12 - 2025年1月、『FORMOSA!!(フォルモサ)』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場) - ジョルジュ・サルマナザール 東上初主演[11]
- 2025年3 - 6月、『ROBIN THE HERO』『オーヴァチュア!』
出演イベント
[編集]- 2019年7月、『宝塚巴里祭2019』[17]
- 2022年11月、朝月希和ミュージック・サロン『La Lumière〜朝の月のように〜』[18]
- 2024年8月、彩風咲奈ディナーショー『LAST MISSION』
CM出演
[編集]受賞歴
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、83頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c 雪組縣千「笑顔で帰っていただけるように」宝塚バウホール初主演作初日 日刊スポーツ。
- ^ a b c d e f g h 雪組・縣千 目を見張る活躍のスター候補が、3度目の主演務める新人公演で圧倒的オーラ見せる! スポニチAnnex。
- ^ a b c d e f 『To The Future/宝塚GRAPH 2016年6月号』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、125頁。
- ^ a b c 『2015年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、85頁。ISBN 978-4-908135-68-2。
- ^ a b c d e f g h i j 名取千里 (2018年7月1日). “フェアリーインタビュー 雪組 縣千”. ウィズたからづか 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b 宝塚歌劇雪組スター・縣千がラスト新人公演を満喫「笑顔の花が咲いたらいいな」 スポーツ報知。
- ^ a b c “宝塚雪組・縣千 堂々の3度目の新人公演主演は「お客様とのセッション」”. デイリースポーツ online (2022年4月12日). 2022年4月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g “「あがた色」発揮、轟悠から学ぶ役作り/縣千”. 日刊スポーツ. (2018年6月14日) 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b c d 宝塚歌劇期待の“うるさら五人男” バウ初主演の雪組・縣千が年始ダッシュ スポーツ報知。
- ^ a b 宝塚歌劇団雪組次期トップスターに朝美絢、11月にミュージカル「愛の不時着」でお披露目 ステージナタリー。
- ^ a b c 雪組新人大型スター縣千が「シティハンター」主演 彩風咲奈が心構え説く 日刊スポーツ。
- ^ 【宝塚】雪組彩風咲奈、夢白あやとの新コンビ本拠お披露目開幕 夢追う作品に109期初舞台生も 日刊スポーツ。
- ^ 宝塚歌劇雪組・和希そらが「双曲線上のカルテ」で懸命な医師を好演 同僚役・縣千は休演 スポーツ報知。
- ^ 【宝塚】本拠地・宝塚大劇場2カ月ぶり再開 雪組公演3週間遅れで開幕 日刊スポーツ。
- ^ 雪組・彩風咲奈、原点「ベルばら」で最後の花道「愛が届くよう、心をこめて駆け抜けてまいりたい」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚巴里祭2019('19年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 朝月希和ミュージック・サロン「La Lumiere〜朝の月のように〜」('22年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 『2022年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、75頁。ISBN 978-4-86649-224-7。